入学年次別履修登録の方法

Ⅶ 3年次編入学者の履修登録科目

5 福祉心理学科

スクーリング必修科目

 福祉心理学科では,卒業のために「心理学実験Ⅰ」「実験Ⅱ」のいずれか1科目は会場スクーリングの出席が必要です。認定心理士取得のためには,「心理学実験Ⅰ」「実験Ⅱ」「心理学研究法Ⅱ」の3科目は会場スクーリングの受講が必要です。
 これらの科目は,下記のように受講や学習の順序が指定されています。

  1. 心理学実験Ⅰ?Ⅱ
     どちらを先に受講しても大丈夫です。
  2. 心理学研究法Ⅱ
     スクーリング申込締切日までに福祉心理学科専門必修科目?選択科目A群のなかから7科目以上のレポートを提出すること(なお,スクーリング必修科目ではありませんが,心理学研究法Ⅰのスクーリング受講申込時に上記Ⅱと同様の条件が課されます)。
     研究法Ⅰ?Ⅱの受講の順序はどちらが先でも可です(研究法Ⅱの方が取り組みやすいようです)。
    「心理学研究法Ⅱ」は3年次末(4月生:3月,10月生:8月)のスクーリング受講でも4年次でも大丈夫ですが,卒業間際のスクーリング受講はできるだけご遠慮ください。

心理療法受講条件

 「心理療法」のスクーリングは,受講申込締切日までに,心理学概論,人格心理学,臨床心理学,心理アセスメント,カウンセリングⅠ?Ⅱ,カウンセリング演習Ⅰ?Ⅱのなかから4科目程度以上学習を終えていない方は申込みをご遠慮ください(SR履修ならば,スクーリング受講済+レポート提出済にしておくこと)。

臨床心理学受講条件

 「臨床心理学」についても「福祉心理学」「心理学概論」などの基礎的な科目のスクーリングを受講(またはレポートを提出)してからなどの受講をお奨めいたします。そのため,4月新入生が入学後すぐの5月のスクーリングを受講することはお奨めいたしません。

受講の順序指定

 「カウンセリングⅠ」→「産業カウンセリングⅠ」→「産業カウンセリングⅡ」→「カウンセリング演習Ⅰ」の4科目は記載の順序での受講を推奨しています。
 「カウンセリングⅡ」「カウンセリング演習Ⅱ」の受講の順序はありません。

卒業研究受講条件

 福祉心理学科で「卒業研究」を受講する場合には,申込締切日(毎年4/5または10/5)までに「心理学実験Ⅰ?Ⅱ」「心理学研究法Ⅰ?Ⅱ」「統計情報を見る眼」およびその他10科目以上が単位修得済みであることなどが求められます(『レポート課題集C(心理専門編)』「卒業研究」参照)。

卒業要件

 3年次編入学者の卒業要件は,専門必修科目18単位?選択必修科目2単位以上?専門選択科目A群34単位以上?B群8単位以上(A群で規定の単位数以上修得した単位はB群の単位数に含めることができます)です。「福祉心理学科 開設授業科目一覧」を参照しながら,選択する科目を決めてください。
 スクーリング単位を15単位以上修得することも忘れないでください。

1年めの履修登録科目

【できるだけ履修登録】
①心理学概論 ②福祉心理学 ③社会心理学 ④生涯発達心理学 ⑤心理アセスメント ⑥心理学実験Ⅰまたは心理学実験Ⅱのいずれか ⑦カウンセリングⅠまたはカウンセリングⅡのいずれかまたは両方 ⑧特講?福祉心理学5または特講?福祉心理学8のいずれか ⑨人間関係論
15~20単位(⑥~⑨はスクーリング受講が可能な場合のみ履修登録してください)
【選んで履修登録】
⑩教育心理学 ?人格心理学 ?臨床心理学 ?心理学研究法Ⅱ ?老年心理学 ?障害児の心理 ?カウンセリング演習Ⅱ ?産業カウンセリングⅠ ?その他の特講?福祉心理学の科目 ?上記⑥~⑨で履修しなかった科目 ?専門選択科目B群の科目(下記参照)
などから選んで履修(?~?はスクーリング受講が可能な場合のみ履修登録してください)

【27年度新入生?仙台でのスクーリング受講予定の方】
 4月生 上記の条件により「臨床心理学」「心理療法」は4年次での履修登録をお奨めします。
 10月生 「臨床心理学」は3年次の履修登録がお奨めです。「心理療法」は3年次でも4年次でも大丈夫です。
【27年度新入生?東京でのスクーリング受講予定の方】
 27年度東京でスクーリングが開講される「心理学実験Ⅱ」「社会心理学」「臨床心理学」「カウンセリングⅠ」「特講?福祉心理学9(コミュニティ心理学)」を履修登録しておくことをお奨めします。ただし,10月生は「社会心理学」「カウンセリングⅠ」「特講?福祉心理学9(コミュニティ心理学)」と28年度開講予定の「心理学概論」「心理学実験Ⅰ」の登録をお奨めします。
【27年度新入生?札幌でのスクーリングが受講予定の方】
 27年度札幌でスクーリングが開講される「心理学概論」「福祉心理学」「社会心理学」「心理療法」を履修登録しておくことをお奨めします。
【専門選択科目B群の考え方】
 B群から関心のある科目やスクーリングの受講が可能な科目を8単位分選択してください。社会福祉主事任用資格取得を希望する方は指定科目一覧表を参照してください。ただし,選択必修科目+A群の科目を36単位以上修得予定の場合は,B群の科目はその分減らすことができます。

福祉心理学科3年次編入学者1年めの学習計画例( 4月生?仙台でスクーリングを多めに受講する場合)

 入学1年めの履修科目を⑴心理学概論,⑵福祉心理学,⑶社会心理学,⑷心理学実験Ⅰ,⑸教育心理学,⑹家族心理学,⑺人格心理学,⑻生涯発達心理学,⑼心理アセスメント,⑽心理学研究法Ⅱ,⑾特講?福祉心理学8(ストレスとつきあう心理学),⑿特講?福祉心理学12(犯罪心理学),⒀人間関係論,⒁カウンセリングⅠ,⒂カウンセリングⅡ,⒃カウンセリング演習Ⅱ,⒄高齢者福祉論の34単位とした場合は,次図のような例が考えられます(スクーリングを仙台で受講する場合)。

スケジュール例

 上記はあくまで一例です。この例ですと1年めにスクーリング単位15単位が修得できますが,卒業までに最低限スクーリング単位を15単位修得いただければ結構です。
 残りの28単位分(スクーリング単位は2単位分)は4年生で履修します。なお,2年で卒業する場合に「卒業研究」(卒業論文の執筆)の履修は難しくなります。

【27年度4月生?オンデマンド?スクーリング中心に受講する場合=特講やカウンセリング科目,人格心理学の代わりに「障害児の心理」「老年心理学」を履修登録した場合】

スケジュール例

上記の学習計画はあくまで一例です。心理学関連の科目の理解を深めるためには早めにスクーリングを多く受講することをお奨めします。これらの例の場合も1年めにスクーリングを多めにとっていますが,卒業までに最低限スクーリング単位を15単位修得いただければ結構です。
 福祉心理学科の科目は仙台以外でスクーリングを開講していないものも多くあります。仙台にたびたび足を運ぶことが難しい場合は,ビデオ?スクーリングやオンデマンド?スクーリングもうまく活用するとよいでしょう。
 残りは4年生で履修します。なお,2年で卒業する場合に「卒業研究」(卒業論文の執筆)の履修は難しくなります。

参考

 履修証明プログラム「カウンセリングの基礎を学ぶ」コースについては,履修証明プログラムページをご覧ください。不明点はスクーリング受講時に担当職員にお問い合わせください。全科目スクーリング受講?合格後は,冊子版『学習の手引き』巻末様式8によりお申込みをいただければ,「履修証明プログラム 履修証明書」を発行いたします。