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資格?免許状取得のための履修方法

V 精神保健福祉士国家試験受験資格

9 社会福祉援助技術実習および精神保健福祉援助実習の同一年度受講を希望する方へ

 平成21年11月の実習申込みより,「社会福祉援助技術実習」および「精神保健福祉援助実習」の同一期同時申込み?同一年度実習を認めています。希望者は,下記のことをよくお読みください。

1 同一期同時申込み実習を希望する方
  1.  同一期(11月末)に社会福祉士,精神保健福祉士の両実習を同時に申込み,同じ実習期間に両実習合わせて47日間以上の実習日の確保が必要です。両方の資格指定科目の学習を行わなければならず,過密な学習スケジュールとなることが予想されます。基本的には,同一年度実習ではなくいずれか一方の実習を確実に終えてから,次年度にもう一方の実習申込みをされることを強く推奨いたします。
  2.  そのため,毎年11月の実習申込みの際に同時に両方の実習申込みをする場合,(1)2つの実習受講を希望する目的意識が明確なこと(単に挑戦したいなどの理由は不可),(2)早期に国家試験受験の熱意があり,卒業後福祉専門職に就職する意思が明確な方,(3)11月末の時点でいずれかの実習受講申込みの受理条件を満たしており,12月20日の受講判定日の時点でもう一方の申込受理条件を満たしていること,(4)演習の受講などの際の態度が積極的かつ協調的であり,とくに福祉専門職としての適性があると認められること,(5)学習計画がきちんとたてられていること,などを条件とします。
  3.  毎年11月の実習申込者の実施状況ならびに学習効果,学生への負担の度合いなどを勘案した上で,平成24年度以降の受講条件は変更されることを予めご了承ください。
  4.  両方の指定科目だけで,3年次編入学者で最低限96単位修得が必要です。3年次編入学者は,何年在学しても超過履修費が16単位分(8万円)かかります(「超過履修費」参照)。また,最初の履修登録は40単位に収めていただくことを推奨しますが,順調に単位修得が進めば,11月に「社会福祉援助技術実習指導A」をはじめ16単位分の追加履修登録(「追加履修登録」参照)を行い,早めに単位修得を進めるとよいでしょう。
  5. 社会福祉援助技術実習免除の方で,2つの受験資格取得を希望する方は,「10 社会福祉援助技術実習免除で,社会福祉士?精神保健福祉士両方の資格取得希望の方」をご覧ください。
  6.  3年次編入の10月生も11月末に同時申込みが可能ですが,在学期間を延長する必要があります。最短修業年数での卒業を希望する方は,次項「2 3年次編入学の10月生で同一年度実習を希望する方」の方法に従ってください。なお3年次編入の4年生は,同一期同時申込み実習のみしか認められません(ただし,在学を延長する場合は受講年度を変えて11月末実習の申込みが可能です)。
  7.  1?2年次入学者もこれらを参考に,各年次配当科目の学習を着実に進めるようにしてください。
3年次編入学の4月生履修モデル
  1.  3年次9月15日までに社会福祉援助技術演習A?Bおよび精神保健福祉援助演習の受講条件を満たすよう履修登録ならびに単位修得を行ってください。
     3年次編入学の4月生は初年度に下記の科目の履修登録を行うと効率良く学習が進められます。
    入学時?履修登録科目(15科目40単位) ※( )内は単位数
    ●社会福祉士?精神保健福祉士指定科目の共通科目(3科目6単位)
     (1)福祉心理学(2) (2)公的扶助論(2) (3)福祉法学(2)
    ●社会福祉士指定科目(6科目16単位)
     (4)社会福祉援助技術総論(4) (5)社会福祉援助技術論A(2)  (6)社会福祉援助技術論B(2)
     (7)高齢者福祉論(2) (8)社会福祉援助技術演習A(3) (9)社会福祉援助技術演習B(3)
    ●精神保健福祉士指定科目(6科目18単位)
     (10)精神保健(4) (11)精神保健福祉論I(2) (12)精神保健福祉論II(2)
     (13)精神保健福祉援助技術総論(4) (14)精神保健福祉援助技術各論(4) (15)精神保健福祉援助演習(2)
  2. 3年次編入学の4月生同一期同時申込実習の流れ(演習申込み?国家試験受験?卒業まで)
    1. 1)社会福祉援助技術演習Aの申込み(5月末または7月15日)
    2. 2)社会福祉援助技術演習Aの受講(7?8月のいずれか)
    3. 3)社会福祉援助技術演習Bの申込み(9月15日)
    4. 4)精神保健福祉援助演習の申込み(9月15日)
    5. 5)社会福祉援助技術演習Bの受講(10?11月のいずれか)
    6. 6)精神保健福祉援助演習の受講(10?11月のいずれか)
    7. 7)社会福祉援助技術実習?精神保健福祉援助実習の申込み(11月末)
    8. 8)社会福祉援助技術実習指導Aの受講(3月)
    9. 9)社会福祉援助技術実習指導B(1)?演習C(1)の受講(5月)
    10. 10)精神保健福祉援助実習事前指導の受講(5?7月のいずれか)
    11. 11)社会福祉援助技術実習指導B(2)(6?7月のいずれか)※B(1)を受講してから
    12. 12)社会福祉援助技術実習(6月4週?8月上旬の期間)
    13. 13)社会福祉援助技術実習指導B(3)?演習C(2)の受講(9月)
    14. 14)精神保健福祉援助実習(10月1日?12月25日の期間)
    15. 15)精神保健福祉援助実習事後指導(12?2月のいずれか)
    16. 16)国家試験受験(1月末)
    17. 17)卒業(3月末)
2 3年次編入学の10月生で同一年度実習を希望する方

 同一年度実習とは,同一年度に2つの実習を行う方法です。3年次編入学の10月生で最短修業年数の2年間での卒業を目指す方のみが認められます。8月末申込みで精神保健福祉援助実習を先に受講し,同一年度の11月末申込みで社会福祉援助技術実習の受講を行っていただきます。同一年度実習を申込むための条件等は,前項「3年次編入学の4月生履修モデル」に同じです。詳細については通信教育部実習係までお問い合わせください。

3年次編入の10月生履修モデル
  1.  3年次11月末または7月15日までに社会福祉援助技術演習A,11月末までに社会福祉援助技術演習Bおよび精神保健福祉援助演習の受講条件を満たすよう履修登録ならびに単位修得を行ってください。入学時履修登録科目は前項の「3年次編入学の4月生履修モデル」に同じです。
  2. 3年次編入学の10月生同一年度実習の流れ(演習申込み?国家試験受験?卒業まで)
    1. 1)社会福祉援助技術演習Aの申込み(11月末または7月15日)
    2. 2)社会福祉援助技術演習Aの受講(12?1月のいずれか)
    3. 3)社会福祉援助技術演習Bの申込み(3月15日)
    4. 4)精神保健福祉援助演習の申込み(3月15日)
    5. 5)社会福祉援助技術演習Bの受講(5?6月のいずれか)
    6. 6)精神保健福祉援助演習の受講(5?7月のいずれか)
    7. 7)精神保健福祉援助実習の申込み(8月末)
    8. 8)社会福祉援助技術実習の申込み(11月末)
    9. 9)社会福祉援助技術実習指導Aの受講(3月)
    10. 10)社会福祉援助技術実習指導B(1)?演習C(1)の受講(4?5月のいずれか)
    11. 11)精神保健福祉援助実習事前指導の受講(11?12月のいずれか)
    12. 12)精神保健福祉援助実習(2?4月下旬の期間)
    13. 13)精神保健福祉援助実習事後指導(6月)
    14. 14)社会福祉援助技術実習指導B(2)(6月ごろ)※B(1)を受講してから
    15. 15)社会福祉援助技術実習(6月4週?8月上旬の期間)※B(2)を受講してから
    16. 16)社会福祉援助技術実習指導B(3)?社会福祉援助技術演習C(2)(9月)
    17. 17)卒業(9月末)
    18. 18)国家試験受験(1月末)

 このほか10月生が精神保健福祉援助実習を8月末(平成23?24年度のみ),社会福祉援助技術実習を11月末にそれぞれ申込み,精神保健福祉援助実習を2?6月に行い7月の精神保健福祉援助実習事後指導を受け,社会福祉援助技術実習を8?10月に行い11月に社会福祉援助実習事後指導B(3)を受けるパターンがあります(この場合,在籍期間を最短で半年間延長(3月卒業)する必要があります)。