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資格?免許状取得のための履修方法

II 高等学校教諭一種免許状(福祉)

 教育職員免許状を希望する方は,「教育職員免許法」にもとづいて,所定の科目を履修する必要があります。教員になるためには,免許状を取得した後教員採用試験に合格しなければなりません。
 本学では,以下に掲載された「1 教職に関する科目」「2 教科に関する科目」のすべての単位を修得し,卒業することで,原則として「高等学校教諭一種免許状(福祉)」の取得が可能です(「教育職員免許法」5条別表1)。すでに,他の大学を卒業されている方は本学通信教育部の卒業は必要ありません。
 また,いずれかの教科の高等学校教諭一種(または専修)免許状をすでにお持ちの方は,「教育職員免許法」6条別表4(教育職員検定)の方法で取得するのが一般的ですので,「8 教職免許状取得希望者の単位認定」をご覧ください。

1 教職に関する科目

(社会福祉学科)

教育職員免許法施行規則に定める科目区分等

本学の開設授業科目

配当年次 履修方法 本学での
履修方法
教職の意義等に関する科目
(第二欄)
教職の意義及び教員の役割
教員の職務内容(研修、服務及び身分保障等を含む。)
進路選択に資する各種の機会の提供等
2 教職論 2 1年以上 R 27単位をすべて履修のこと
教育の基礎理論に関する科目

(第三欄)
教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 6 教育原理 4 1年以上 R
教育に関する社会的、制度的又は経営的事項
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。) 教育心理学 2 2年以上 R or SR
教育課程及び指導法に関する科目

(第四欄)
教育課程の意義及び編成の方法 6 高等学校教育課程の意義と編成 2 2年以上 R
各教科の指導法 福祉科の指導法 4 2年以上 R
特別活動の指導法 特別活動の指導法 2 2年以上 R
教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) 教育方法論(視聴覚教育等を含む) 2 2年以上 R
生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目

(第四欄)
生徒指導の理論及び方法

進路指導の理論及び方法
4 生徒指導論(進路指導を含む) 2 2年以上 R 総合演習は24年度までに受講が必要。受講しない場合は25年度以降に教職実践演習の受講が必要。
「6 教職実践演習(高)」も参照。
教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 カウンセリング 2 2年以上 R
総合演習 2 総合演習 2 3年以上 SR
教育実習(第五欄) 3 教育実習の事前事後指導 1 3年以上 SR
教育実習 2 3年以上 実習科目
教育実践演習(第六欄) 2 教職実践演習(高) 2 4年 SR
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
日本国憲法 2 法の基礎(日本国憲法を含む) 4 1年以上 R or SR  
体育 2 健康科学 2 1年以上 R
外国語コミュニケーション 2 コミュニケーション英語 2 1年以上 SR
情報機器の操作 2 情報処理I 2 1年以上 R

(注)

  • 「教職に関する科目」で23単位を超過した単位は「教科または教職に関する科目」の単位に加算します。
  • 教育実習を履修するためには,事前に「教職に関する科目」「教科に関する科目」の大半を履修している必要があります。

2 福祉科一種免許状の教科に関する科目

 平成23年度以降の入学者と平成21?22年度入学者とは,福祉科免許状を取得するための「教科に関する科目」が異なりますので,ご注意ください。

平成23年度以降の入学者
教育職員免許法施行規則に
定める科目区分等


本学の開設科目名

履修年次 履修方法 本学での
履修方法
社会福祉学(職業指導を含む。)


1




20

社会福祉原論(職業指導を含む) 4 2年以上 R or SR ○印の16科目40単位履修のこと
高齢者福祉,児童福祉及び
障害者福祉
高齢者福祉論 2 1年以上 R or SR
児童?家庭福祉論 4 1年以上 R or SR
障害者福祉論 4 1年以上 R or SR
社会福祉援助技術 社会福祉援助技術総論 4 2年以上 R or SR
○社会調査の基礎 2 3年以上 R or SR
○福祉行財政と福祉計画 2 3年以上 R or SR
○福祉経営論 2 3年以上 R or SR
介護理論及び介護技術 介護概論 2 1年以上 R or SR
介護技術 2 3年以上 SR 平成23年度から開講
社会福祉総合実習(社会福祉援助実習及び社会福祉施設等における介護実習を含む。) 介護実習事前事後指導 1 3年以上 SR 介護技術のスクーリングと連続受講のこと(2科目合計12コマ)
介護実習 2 3年以上 実習科目  
人体構造及び日常生活行動に関する理解 医学一般 2 2年以上 R or SR  
生活行動と人体 2 2年以上 R 平成23年度から開講
加齢及び障害に関する理解 老年心理学 4 3年以上 R or SR  
障害の理解 1 1年以上 R 平成23年度から開講
  • (注1) 「教科に関する科目」で20単位を超過した単位は「教科または教職に関する科目」に加算します。
  • (注2) 平成23年度以降の入学(編入学を含む)の,高等学校教諭一種免許状(福祉)取得希望者は,上表記載の16科目40単位の履修が必要です。
  • (注3) ただし,(注2)にかかわらず平成23?24?25年度の3年次編入学者,平成23?24年度の2年次入学者で,平成26年3月31日までに次表(平成21?22年度の入学者適用)記載の,高等学校教諭一種免許状(福祉)のすべての教科に関する科目14科目41単位を修得した場合,5条別表1による高等学校教諭一種免許状(福祉)取得希望者は上表にある「加齢及び障害に関する理解」「人体構造及び日常生活行動に関する理解」の欄の単位修得をしなくても,免許状の取得が可能な場合があります。
  • (注4) 6条別表4の方法により,高等学校教諭一種免許状(福祉)の取得を希望する場合で,教育委員会の明確な科目指導がないときは,「福祉科の指導法」を含め上表記載のの14科目38単位を履修することが必要です。6条別表4履修者は,平成23年度以降入学者だけでなく,平成22年度以前の入学者も上表での履修が認められる場合があります(書面での申し出が必要です)。
平成21?22年度入学者

平成21?22年度入学者が下表のカリキュラムで福祉科免許状を取得するための期限

 平成23年度以降の入学者から,「教科に関する科目」に「人体構造及び日常生活行動に関する理解」「加齢及び障害に関する理解」の2科目が追加になったため,下記のように旧法で福祉科免許状を取得するための期限が定められます。

  1. 正科生で5条別表1で福祉科免許状取得予定の方へ
     卒業までに必要な単位を修得し,免許の申請を行えば,現行の科目で免許状が取得できます。ただし,途中で科目等履修生になるなど,再入学手続きを行うと,平成26年3月31日までに必要な単位を修得し,免許の申請を行わないと,下表の科目では免許状が修得できなくなります。
  2. 科目等履修生で5条別表1で福祉科免許状取得予定の方へ
     平成26年3月31日までに必要な単位を修得し,免許の申請を行わないと,下表の科目では免許状が取得できなくなります。ご注意ください。
  3. 高等学校教職免許状をお持ちで「6条別表4(教育職員検定)」で福祉科免許状取得予定の正科生?科目等履修生の方へ
     平成23年度以降に申請予定の方は,各自で何年度までの申請ならば,下表の科目で修得できるかを申請予定の都道府県教育委員会に確認してください。
     下記のカリキュラムでの取得が認められない場合は,「平成23年度以降の入学者のカリキュラム」で必要な単位数を修得してください。

(社会福祉学科)

教育職員免許法施行規則に定める
科目区分等


本学の開設授業科目名

配当年次 履修方法 本学での
履修方法
社会福祉学(職業指導を含む。)


1




20

社会福祉原論(職業指導を含む) 4 2年以上 R or SR ○印の15科目41単位履修のこと


*22年度からスクーリング12コマに変更
○社会福祉法制 4 3年以上 R or SR
○社会保障論 4 3年以上 R or SR
高齢者福祉,児童福祉及び
障害者福祉
高齢者福祉論 2 1年以上 R or SR
児童?家庭福祉論 4 1年以上 R or SR
障害者福祉論 4 1年以上 R or SR
社会福祉援助技術 社会福祉援助技術総論 4 2年以上 R or SR
社会調査の基礎 2 3年以上 R or SR
○医学一般 2 2年以上 R or SR
○福祉心理学 2 1年以上 R or SR
○福祉行財政と福祉計画 2 3年以上 R or SR
○福祉経営論 2 3年以上 R or SR
介護理論及び介護技術 介護概論 2 1年以上 R or SR
社会福祉総合実習
(社会福祉援助実習及び社会福祉施設等における介護実習を含む。)
介護実習事前事後指導* 1 3年以上 SR
介護実習 2 3年以上 実習科目

(注)「教科に関する科目」で20単位を超過した単位は「教科または教職に関する科目」に加算します。