資格?免許状取得のための履修方法

VII その他本学で取得できる資格

4 認定心理士

 「心理学の専門家として仕事をするために必要な, 最小限の標準的基礎学力と技能を修得している」と日本心理学会が認定した方のことです。心理学全般について基礎的な学習をしているという社会的な認知を得ることが可能です。また,将来,心理関係の国家資格ができた時に,基礎資格として「認定心理士」をおく可能性もあります。
 認定心理士の資格は,卒業後日本心理学会に申請すれば得られますが,そのためには,決められた科目の単位を修得しているという条件を満たさなければなりません。福祉心理学科のカリキュラム(3年次編入学者を含む)には必要単位はすべて含まれています。
 認定心理士についての詳細は,日本心理学会のホームページ
  http://www.psych.or.jp/
などを参考にしてください。
 本学での資格取得方法は下記の別表2のとおりです。先述のように,認定心理士は本学福祉心理学科を卒業した方は,日本心理学会に申請すれば,「認定心理士」の資格は取得できます。よって,福祉心理学科卒業予定の方は次頁の表は意識していただかなくても「認定心理士」の資格は取得できます。
 他学科の学生も,下記別表2の基準をまちがいなく単位修得すれば,原則として「認定心理士」の資格は取得できます。他学科の学生で認定心理士の取得を希望する方は,自身の責任において日本心理学会のホームページなどで,条件を確認したうえで履修すべき科目を選択してください。
 なお,日本心理学会への経費として,申請書類費1,500円,審査料10,000円,認定費30,000円が別途かかります。

[別表2] 認定心理士資格に関する科目
科目 領域 本学の開設科目名 履修年次 単位数 本学での
履修方法
基礎
科目
A 心理学概論 心理学概論 1年以上 4 「心理学実験III」(平成17年度入学者まで開講)を除き全科目12単位修得のこと
B 心理学研究法 心理学研究法I 2年以上 2
心理学研究法II 2年以上 2
C 心理学実験?実習 心理学実験I 2年以上 2
心理学実験II 2年以上 2
(心理学実験III) (3年以上) (2)
選択
科目
D 知覚心理学?学習心理学 学習心理学 3年以上 2

D?E?F?G?Hの5領域中3領域が各3単位以上で,かつ,5領域の小計が24単位以上修得のこと
※福祉心理学はGに入れても可

※総計36単位以上修得のこと。基礎科目12単位と選択科目16単位以外の残り8単位は,(A)?(H)の任意の科目,または「その他」の科目で充当すること。

福祉心理学科の卒業要件を満たせば必ず取得可

認知心理学 3年以上 4
E 教育心理学?発達心理学 生涯発達心理学 2年以上 4
教育心理学 2年以上 2
児童青年心理学 3年以上 4
老年心理学 3年以上 4
障害児の心理 3年以上 4
F 比較心理学?生理心理学      
G 人格心理学?臨床心理学 臨床心理学 2年以上 4
人格心理学 2年以上 4
心理アセスメント 2年以上 2
心理療法 3年以上 4
精神保健 2年以上 4
H 社会心理学?産業心理学 福祉心理学 1年以上 2
環境心理学 2年以上 2
社会心理学 1年以上 2
家族心理学 2年以上 2
その
他の
科目
心理学関連の科目?卒業論文 卒業研究 4年 4 卒業研究は卒業にも認定心理士にも必修ではない。

※本学の単位では「卒業研究」は8単位であるが,認定心理士認定委員会では4単位と認定するため,4単位と表記してある。

認定心理士の申請について(卒業後)

 資格の申請は卒業後に各自で日本心理学会(電話03-3814-3953 http://www.psych.or.jp/)へ行っていただきます。福祉心理学科卒業生は,問題なく認定されています。
 「認定心理士申請書類」の送付申請書類の申込希望の方は,日本心理学会ホームページ等にも記載がありますが,郵便局より下記の専用口座へ1,500円を振り込んでください(住所?氏名明記)。ただし、日本心理学会ホームページより無料でダウンロードすることもできます。
 郵便振替口座 00180-4-543408
 加入者名 社団法人日本心理学会認定委員会
 振込が確認されると,「書類一式」と「申請の手引き」が送付されます。
 申請方法は,「申請の手引き」にくわしく書かれています。福祉心理学科で卒業が確定した方は,2月下旬以降その書類のなかの「認定心理士用心理学関係科目修得単位表」を何も書かずに大学へ送付ください。その用紙にコンピュータで修得科目名?科目の内容などを印字する形で行います(証明書発行手数料500円 返信封筒必要)。合わせて「卒業証明書か卒業証書のコピー」,「心理学研究法I?IIや心理学実験I?II(?III)の『レポート課題集』のコピー」,その他必要な書類がありますが,「申請の手引き」でご確認ください。なお,日本心理学会に支払う必要のある費用は,審査料10,000円?認定料30,000円です。

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