学習の手引き -2012~2016-
平成24年~平成28年度入学者用
アドバイスとアンケート
【アドバイス】 読みやすいレポートを書くために
岡田清一先生による「レポートの書き方」ガイダンスの資料から一部を掲載させていただきます。
1 一般的留意点
- ひとつのテーマに対して200字前後の段落を設定。ひとつの段落ごとに改行。改行の意味をよく考えること。ひとつの文章が終わるたびに改行するものを見うけるが,誤り。
- 一文の長さは50字がめやす。
- 簡潔な表現
- 論理的な表現
- 文体は統一する(「~である」「~であります」を併用してはならない)
→レポートの場合は「~である」を使うのが原則。 - 問題提起と結論は整合性を持たせること。
- 接続詞は慎重に使うこと。→一文ごとに使う必要はない。
時には省略→単調な文が続くことを避けるため。 - 下手でもよいから楷書で,ていねいな文字で書くこと。
2 レポートを記述するにあたって
- そのテーマがどのような目的や意図から出題されたものか,題意を把握する。
-
内容の要旨,問題点,それに対する自分の意見,批判を順序よく論理的に構成し,全体の構成を考える。自分の意見,批判の根拠を明示。
(例)
?与えられたテーマに関連する項目を抽出する。
?項目の相互関連を矢印によって結びつける。
?不必要な(あるいは書けない)項目をカットする。 - 書き終えたら,誤字?脱字?かな使い?句読点を点検。
3 漢字とかなの使い分け
次のものは,ひらがなで表記した方がよい。
- 代名詞 これ,この,その
- 副 詞 すべて,およそ
- 連体詞 ある,いかなる
- 接続詞 また,しかし,および,ただし,かつ,ところで,ゆえに,したがって
- 助動詞 ~のようだ,これしかない
- 助 詞 ながら,まで,ほど,おいて,くらい
- 補助動詞 ~してみる,~してください,~してあげる,~しておく
- 形式名詞 こと,ところ,もの,はず,ゆえ,ため