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VOL.19 MAY 2004

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【通信制大学院コーナー】

平成15年度通信制大学院修了者からのメッセージ

 前号に続き,今春通信制大学院を修了された方から,学生生活の思い出や後輩の方々へのメッセージをいただきました。
 大出さんの「通信制というシステムは,ともすれば真っ暗闇のなかに一人取り残されているような感覚に陥りがちです」という一節が心に残りました。


充実した学びの時

社会福祉学専攻 井上 博

 私は27年前本学を卒業したのですが,大学院で学んでみたいという希望はその当時からの願いでした。当時は特に経済的理由から実現はできませんでした。4年ほど前に本学で大学院に通学したいと思い,担当の方に相談に乗っていただきましたが,当時の自分の仕事の内容では通学は困難でした。しかし,その時に通信制の大学院の計画があると教えていただきました。それが現実のこととなり,なんとか入学を許可され,この2年間は充実した学びの時を送ることができました。すべてが素晴らしい経験でしたが,特に3点についてご報告いたします。

(1) スクーリングでの学び
 スクーリングで佐藤光源先生,松江先生,遠藤先生,舩木先生にご教授いただきました。その講義内容の新鮮さや少人数での学習は有意義でした。また,スクーリング参加の学生は多くの分野で,第一線で活躍している人が多く,その発言内容はとても参考になりました。通信制の場合,スクーリングは直接先生にご指導いただけるよい機会です。準備をして参加すれば充実したものになると思います。

(2) レポート提出
 日々計画的に学習していればと思いましたが生来のなまけ癖はどうにもならず,特に1年めの年末年始の休みにまとまってレポートに取り組むことになりました。レポートに要求される内容の高度さとその枚数の多さは私の力を超えるものでしたが何とか提出することができました。自分の生活にあった学習計画を実行されることをお薦めします。

(3) 修士論文の執筆
 修士論文は舩木先生からご指導いただいて,自分の配偶者の死という喪失体験と援助者としての共感的理解との関係をまとめて書きたいと思い取り組みました。現在,私は知的障害者施設での管理職として勤務し,地元の短大において非常勤で学生と学んでいます。援助者と将来援助者を目指す学生に共通する課題は援助者の共感的理解であると思うからです。しかし,自分の怠慢から不十分な内容に終わってしまいました。提出ぎりぎりにページ設定の誤りに気づいたり,資料の整理に多くの時間が必要なことを知ったりといった有様でした。不十分な点が多く,もう1年取り組もうかと思いましたが卒業させていただくことにしました。後輩の皆さんには時間の余裕を持って計画的に取り組まれることをお勧めします。

 最後に事務局の菅野さんには多くの点で相談にのっていただき,励ましていただき感謝申し上げます。機会があれば自分がライフワークとしている知的障害のある方々についてさらに学ぶことを念願しています。

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