Ⅳ 教職免許状?認定心理士?各種任用資格などの取得方法

特別支援学校教諭一種免許状 取得希望の方へ

2 特別支援学校教諭一種免許状の取得方法

特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者,肢体不自由者,病弱者,聴覚障害者)を取得するためには,下記の条件が必要です(平成19年改正教育職員免許法5 条別表1 )。

  1. ⑴ 学士の学位を有すること,および小学校,中学校,高等学校または幼稚園の教諭の普通免許状(一種でも二種でも可)を有すること。
  2. ⑵ 大学において特別支援教育に関する科目を26単位以上修得すること。ただし,本学では下記のような履修が必要です。
    1. ① 旧養護学校免許状にあたる「知的障害者,肢体不自由者,病弱者」の3 つの領域の免許状を取得希望の方は,「1 特別支援学校教諭一種免許状に関する科目(新法)」の表に◎とのついた14科目29単位の修得が必要です。
    2. ② 旧養護学校?聾学校免許状にあたる「知的障害者,肢体不自由者,病弱者,聴覚障害者」の4 つの領域の免許状を取得希望の方は,「1 特別支援学校教諭一種免許状に関する科目(新法)」の表に◎と○のついた16科目35単位の修得が必要です。
    3. ①②以外の領域の免許状の取得を希望する場合は,書面で通信教育部までお問い合わせください。

履修上の特例

特別支援学校の教員として3 年以上良好な成績で勤務した旨の実務証明責任者の証明を有する方
「障害者教育実習の事前?事後指導」「障害者教育実習」の2 科目3 単位の履修は免除されます(上記⑵に記載の必要単位数は① 3 領域の場合26単位,② 4 領域の場合32単位になります)。
※ ご自身が3 年以上の実務経験があり実習免除に該当するかどうかにつきましては,大学では判断ができませんので,勤務地の都道府県教育委員会にお問い合わせください(教育職員免許法施行規則7 条表備考4 )。
特別支援学校の教員として3 カ月以上良好な成績で勤務した旨の証明を有する方
入学後に課されるレポート(自身が作成した正式な指導案を含む)で特別支援学校について理解していると認められれば「障害者教育実習の事前指導スクーリング」の受講は免除になります(スクーリングが免除になるだけで,「障害者教育実習の事前?事後指導」の履修登録?レポート提出?単位修得や「障害者教育実習」の受講?単位修得は必要です)。実習開始希望時期ごとに次項3  2 )①②の学習進捗も必要になります。
※ 3 カ月以上の実務経験に関する証明書と別途課される指導案を含むレポートによって,大学が判断します。
※ なお,「視覚障害者に関する教育の領域」のみの実務経験では免除の対象とはなりません。

3 障害者教育実習

本学の事情により,実習事前指導?実習受講希望者は平成29年度までに受講を終えていただきますので,ご了承ください。
新法のカリキュラムで障害者教育実習を受講するためには,下記の条件を満たすことが必要です。入学後の学習計画の参考にしてください。なお, 1 年間で29?35単位を修得することも可能ですが,計画的に学習を進めていくことが必要となりますので,ご留意ください。

  1. 1 )実習の事前指導スクーリングの申込締切日(スクーリングの約1カ月前)までに,
    1. ①  特別支援学校教諭一種免許状の科目のうち「障害者教育総論」「知的障害教育」の2科目を含む合計6科目分のレポートを提出し,
    2. ②  上記6科目のうち4科目は事前指導スクーリング直後の受験?受講期限(下の表記載)までに科目修了試験またはスクーリングを受けている方。
  2. 2 )(基礎となる教職免許状を所持していない方のみ)  基礎となる教職免許状修得のための教育実習を「実習事前指導」のスクーリング受講申込締切日までに終えている方。
  3. 3 )「障害者教育実習の事前指導」のスクーリングを受講している方。
    平成27年度は,下記のスケジュールを予定しています( 1 日め10:50?18:20 2 日め8:50?16:00を予定)。
事前指導スクーリング
申込締切日
事前指導スクーリング
開講日
4科目の試験受験?
スクーリング受講期限
実習開始時期
H27.7/9 H27.8/1?2 H27.8/10 H27.10月以降
H28.2月末ごろ H28.3/26?27 H28.3月末ごろ H28.5月以降
  1. 4 )実習受け入れ校を各自で確保できる方。実習は,特別支援学校で連続2 週間(10日間)行うことが必要です。なお,特別支援学校に勤務されている方は,勤務校での実習は認めておりません。また,実習受け入れ校に内諾をとるための大学からの依頼状発行は特別支援学校教諭一種免許状の科目のうち4科目分の単位修得後にのみ可能となります。
     実習先の特別支援学校はご自身でさがしていただきます。とくに4月入学の場合,地域によっては入学後に年度内に実習のできる特別支援学校をさがすことが困難な場合もあります(北海道?仙台市近郊?東京都?新潟県?愛知県?兵庫県?北九州市など 下記も参照)ので,ご了承ください。
  2. 5 )卒業後(将来),特別支援学校教員として就職する意思が明確な方。本学で「精神保健福祉援助実習」を受講される方の「障害者教育実習」受講は原則としてお断りしております。
  3. 6 )健康で通常の業務に耐え,伝染性疾患のない方。
  4. 7 )事前指導後に課される「指導案」のレボートに合格すること(WordかExcelで作成)が必要です。聾学校で実習を希望する方は基礎的な手話ができることが原則です。

特別な手続きを必要とする地域の実習受入れについて

北海道?東京都?広島県?川西市?神戸市公立学校での28年度教育実習希望の方
北海道?東京都?広島県?川西市?神戸市公立学校での平成28年度?特別支援学校の教育実習受講希望者は,前年度依頼が必要なために,ご出願後至急遅くとも平成27年9月15日(ただし北海道は7月5日)までに通信教育部まで書面(郵送?FAX)で下記事項をお知らせください。
  1. ①氏名 ②住所?電話番号?(あれば)メールアドレス ③所持している基礎免許(幼?小?中?高や教科?種別)
  2. ④実習希望の学校での主たる領域(知的障害?肢体不自由?病弱?聴覚障害) ⑤実習希望校?希望地域
  3. ⑥学校に通うために,特に配慮が必要な事項(特別な事情がある場合の方のみ)
  4. ⑦実習希望時期(28年度5?7月か,10月以降か)とそのための学習計画
締切までにご連絡のあった方でも,28年度実習受入れが難しい場合もありますので,ご了承ください。なお,28年度配属実習を受講する場合は28年3/26?27までの事前指導スクーリングを受講することが必要です。また,東京都公立学校での実習を希望できるのは,1)高等学校卒業時まで東京都内在住の方,かつ2)東京都公立学校採用候補者選考試験を受験予定の方など申込みにあたって条件があります。
また,上記地域での締切後の平成28年度実習校確保は非常に困難です。
仙台市近郊?下記7つの特別支援学校での28年度教育実習希望の方
?光明支援学校  ?利府支援学校  ?鶴谷特別支援学校
?聴覚支援学校  ?船岡支援学校  ?名取支援学校  ?いずみ高等支援学校
宮城県内で28年度に上記7つの特別支援学校での教育実習を希望する方にも,平成27年7月10日をめどに上記①?⑦のご連絡をお願いいたします。なお,上記学校への個人での実習依頼は禁止しております。27年度の実習受入れや上記締切後の28年度の実習受入れは非常に厳しい状況ですが,希望者は通信教育部?教職免許係にご連絡ください。
なお,28年度配属実習を受講する場合は28年3/26?27までの事前指導スクーリングを受講することが必要です。また,仙台市内他大学付属の特別支援学校での受け入れはありません。