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VOL.35 MAY 2006

【学習サポート】

【卒業者からのメッセージ】

【現場から現場へ】

【6月科目修了試験のご案内】

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【卒業者からのメッセージ】

卒業によせて

社会福祉学科 H.M.

 「コトッ」郵便受けの音に耳を欹(そばだ)てる。レポートを送って1カ月余り。必死で書いたレポート。先生の評価が気になる。子どもたちまで優?良?と聞いてくる。パソコンを使えなかった時期は,夫や末娘までが必要な情報を用意してくれる。楽しくもあり,苦しくもありの4年間。また戦友がH市,K市にいる。「もう書いたわヨ?姫」「まだなの?」。恐ろしきことばである。ちなみに姫とは私。のろまだから。レポートが遅いから。決して上品で美しいからではない。悪しからず。
 Face to Face。スクーリングにはできるだけ出る。先生の声をこの耳でしっかり受け止める。知りたい。学びたい。この思いは現在も変わりなく私の心を支配している。4人の子どもたち。8つの目が私をしっかり観察している。私のことばを私が体現しているのである。「わからないことは恥ずかしいことではない。知ろうとしないことが恥ずかしいの」。「失敗なんて恐くない。途中であきらめちゃうことが恐いの」。大学で得た本当に尊い2人の友人。そして8つの目線。この4年間常に意識の中にあった。
 そして卒業見込の知らせと同時期に介護施設よりケア?マネの仕事の命を受け毎日目まぐるしく動いている。はりきゅうの患者さんのためにという私の想いが,ケア?マネとして働き患者さんのケアプランを立てることではりきゅうと福祉が私の中でリンクした。制度の細々としたことやパソコンについて迷うことがあっても,「何にも心配ない。4年間しっかりやってきたじゃない。大丈夫」。友の声が後押ししてくれる。不思議なくらいの思いが,そしてことばがクルクル回り,ペンの先に文字となって現れる。私にとって卒業はない。いつもいつも学び生涯学習である。その指針であり何をどのようにとの方向性を示してくれたのが大学の教育であると考える。赤塚先生,山川先生,草間先生,遠藤先生,田中先生,そして通信教育部の先生方,本当にありがとうございました。

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