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VOL.42 MARCH 2007

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【春期スクーリングIII?V

スクーリング講義概要

 ビデオ?スクーリングの講義概要は『試験?スクーリング情報ブック』をご覧ください。

福祉と経済 小松 洋吉

 講義内容は大きく2つに分かれます。1つめは1?4単位の課題に沿って進めます。すなわち,経済学の考え方の流れ(学説)の解説,国民生活の安定とその政策についてです。2つめは,構造改革期における福祉の役割と方向についてです。平成以降,福祉は大きな改革の波の中にあります。これからの福祉がどのような道をたどるのか,「福祉の力」「福祉のあり方」によって社会の質が決定するといっても過言ではないと考えます。「生命のリスク」「生活不安」に応えるのが「福祉」ともいえると考えます。これまで学んだ集績をこのスクーリングで表現し,よりサプライズな講義に努めます。みなさんとぜひお会いしましょう。

心理学概論 佐藤 俊人

 心理学の基礎を学び,自分や他者の心を理解することは日常生活の多くの場面で有効なものです。今回のスクーリングでは,心理学の研究対象になっている諸現象の基本について概観しながら「人間らしさ」を考えてみたいと思います。
 研究をはじめて間もない方にとっては心理学の全体像をイメージしていただき,また,すでに研究が進んでいる方にとっては,その再確認をしていただけると思います。

精神保健福祉論I 阿部 正孝

 スクーリングでは三障害(知的?身体?精神)を解説し,精神障害者の視点に立ち,これまでの精神障害者福祉の歴史を見る。
 ノーマライゼーション?リハビリテーションの思想に基づき精神障害者福祉の理念,障害の概念,定義を歴史的に概観し,外国の施策状況を学びながら,今でも残っている偏見?差別が二重の障害になっていることを学ぶ。

精神保健福祉論II 阿部 正孝

 精神障害は,その病をすることにより入院する率が高く入院期間が長い。退院した後の予後においても医療との結びつきが必要で日常の生活に大きく影響する。「疾病と障害を併せ持つ障害者の行動の特性や生活のしずらさとは何か」を事例で取り上げ,障害の構造や精神障害の特性を学ぶ。
 後半には援助の基本原則を解説し,事例から援助とは何かを受講生共々考えるスクーリングにしたい。

障害児の心理 木村 進

 教科書と資料を使って講義をします。資料は当日配布になりますが,教科書については特に次のところを予習してきてください。I(全),II(全),III(1 2 6)。講義内容は,障害とは何かについての理解を土台に,具体的な障害の理解を踏まえて,働きかけのあり方に言及する予定です。受講生の障害児に関する理解と経験はさまざまであると予想されますが,基本的には初心者向けの内容にするつもりです。

基礎演習 寺下 明?生田目学文?小野 芳秀?佐藤 博彦

 本科目では,人間や社会に関する様々な諸問題から自由にテーマを設定し,グループ毎に話し合い,議論された内容について資料を作成し,最後にグループ発表を行っていただきます。一方的な講義形式ではなく,学生が主体的に参加する演習形式です。受講生の自由な視点からの,活発な議論を期待します。
 設定した任意のテーマについて,情報収集,レジュメ(資料)の作成,プレゼンテーション(発表)技術についても学んでいただきます。グループ学習を通じ,普段の学習方法についての情報交換や学習の仲間を作る機会にもしてください。

社会福祉援助技術論III 高木 知里

 本講義は社会福祉援助技術の事例を通して,「集団援助技術論」の意義を学びます。
 なお,当日は配布資料をもとに,ソーシャルワーク「社会福祉援助技術」の一つであるグループワーク(=集団援助技術)の意義や定義,ケースワーク(=個別援助技術)?コミュニティワーク(=地域援助技術)との関連,さらには,歴史的な発展について講義します。
 特に,援助者の援助行動の機能については,事例を中心にしながら講義します。
 なお,会場の広さなどの状況が許されるならば,事例をもとにした小グループ(4?6人)での演習も行います。
 スクーリング当日はレポート課題についても説明しますので教科書を持参してください。
 〈教科書〉
 『新版 社会福祉士養成講座8 社会福祉援助技術論I(第3版)』
 『新版 社会福祉士養成講座9 社会福祉援助技術論II(第4版)』

社会福祉援助技術論IV 松田 昭裕

 地域において何らかの要因で問題が起こったときに,問題解決に導いていくのが地域援助技術(コミュニティワーク)です。
 スクーリングでは,地域援助技術の原則,展開過程,そして,具体的な事例を通しながら援助の技術を学びます。特に,社会福祉協議会が果たしてきた意義や役割について,事例を織り込みながら講義します。
 また,地域における具体的な事例をもとに,グループ討議をとおして課題の解決を探ります。

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