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VOL.33 JANUARY 2006

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スクーリング講義概要

●春期スクーリングII?III

社会心理学 ビデオ?スクーリング 中川 知宏

 社会心理学は日常生活の中にある「なぜ?」という疑問(例えば,なぜある人は他者を助けるのだろうか)に基づき,心理的観点と状況的観点の双方からある行動の発生メカニズムを検討する学問です。
 本講義では,さまざまな社会心理学の理論を紹介しますが,これらの理論を現実場面に基づいて説明することで,社会心理学の理論に対する理解を深めてもらうことを目的としています。


福祉社会学 ビデオ?スクーリング 赤塚 俊治

 超高齢?少子化,高度情報化,国際化が進捗して,家族関係や地域社会における生活環境が一層複雑な様相を呈している。こうした変革期の時代において私たちの社会生活にとって「本当の豊かさとは何か」を主眼におきながら講義を展開する。講義内容の具体的な視点として,現代社会が生み出す社会現象をより包括的に捉えながら,今日の生活問題を規定している諸要因やそれらの相互連関を体系的に究明する。特に国民生活のさまざまな社会問題に対応すべき社会福祉の援助過程に係わる社会的行為や社会政策などを社会学的な視点から現状分析することにする。そのための学習方法として,(1)社会学の一般的概念枠組みの理解,(2)現代社会の社会組織と社会集団に関する理解,(3)現代家族の変容と扶養機能の理解,(4)地域社会の変容と諸問題などを中心に講義を行う。その際,受講生の皆さんは,「事実?現実はいかにあるか」「いかにあるべきか?いかになすべきか」「それらはどこから」「どこにいこうとしているのか」を考察しながら講義に望んで頂きたいと思います。
 (講義期間中は,プリントに沿って講義を進めますが,教科書を持参してください。)


障害者福祉論 ビデオ?スクーリング 阿部 正孝

 障害者の生活では,その援助に医療?保健?福祉などの分野が包括的にかかわってきます。本講義では「障害を抱えるということはどういうことなのか」を考え,障害者の理解と援助に関する内容を中心に学ぶことになる。
 ICFの成立から,障害を構造的に理解した時にわかることは,障害は本人の身体にあるだけあるとは限らず,周囲との関係にも障害があることである。それらを踏まえて,これまでの障害者施策やノーマライゼーションの展開を理解し,事例や障害者援助の基本原則をとりあげながら障害者福祉について学ぶ。


社会福祉原論(職業指導を含む) ビデオ?スクーリング 田中 治和

 スクーリングでは,配布資料およびテキストを用いて以下の〈目的〉ならびに〈骨子〉で行います。
〈目的〉
 I. 社会福祉全般の概略的な理解を図る。
 II. 社会福祉の理念(目的論と一般論)を,歴史的社会的観点から考える。
 III. 社会福祉学の対象論および方法論について,吟味する。
〈骨子〉
 (1) 日本の社会福祉史について──全体の輪郭と肝要な細部
 (2) 利他的行為について──その特色と陥穽
 (3) 社会福祉の目的と必然性について──社会福祉の存在理由
 (4) 社会福祉の思想について──人間観の創造と再生
 (5) 社会福祉学方法論について──人間理解の要諦


精神保健福祉論I 阿部 正孝

 スクーリングでは三障害(知的?身体?精神)を解説し,精神障害者の視点に立ち,これまでの精神障害者福祉の歴史を見る。
 ノーマライゼーション?リハビリテーションの思想に基づき精神障害者福祉の理念,障害の概念,定義を歴史的に概観し,外国の施策状況を学びながら,今でも残っている偏見?差別が二重の障害になっていることを学ぶ。


精神保健福祉論II 阿部 正孝

 精神障害は,その病をすることにより入院する率が高く入院期間が長い。退院した後の予後においても医療との結びつきが必要で日常の生活に大きく影響する。「疾病と障害を併せ持つ障害者の行動の特性や生活のしずらさとは何か」を事例で取り上げ,障害の構造や精神障害の特性を学ぶ。
 後半には援助の基本原則を解説し,事例から援助とは何かを受講生共々考えるスクーリングにしたい。


心理学概論 佐藤 俊人

 心理学の基礎を学び,自分や他者の心を理解することは日常生活の多くの場面で有効なものです。今回のスクーリングでは,心理学の研究対象になっている諸現象の基本について概観しながら「人間らしさ」を考えてみたいと思います。
 研究をはじめて間もない方にとっては心理学の全体像をイメージしていただき,また,すでに研究が進んでいる方にとっては,その再確認をしていただけると思います。


福祉心理学 ビデオ?スクーリング 渡部 純夫

 「福祉心理学」の実践について,どのように「福祉心理学」を活用していけばよいのかについて,「老人福祉」の分野から考えてみたいと思います。高齢者の行動や思考がどのようになっているかを,すべて解明することなどできないのは当たり前なのですが,わからないからと,こちらサイドの考えを押し付けていたのでは,高齢者の方の幸せに貢献することはできません。また,生活の質の向上にもなりません。そこには,科学的分析が必要になります。「福祉心理学」では「心理学」の科学的理論が多く必要とされます。
 講義では,実践を通して「福祉心理学」をどのように活用していくのかについて考えながら,応用性を養っていこうと思います。
 テキストは後日確認のために用いてもらうので,今年度配本(ぎょうせい発行)のもの,昨年以前に配本(学芸図書発行)のもののどちらでもよい。

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