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VOL.44 JUNE 2007

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医療法人 社団榎会 榎本クリニック 精神保健福祉部 部長
本学精神保健福祉援助実習巡回指導教員

榎本歌代子先生

 学生の皆さん,いよいよ実習ですね。私たちはPSWが国家資格になってからずっと実習生を受け入れてきました(ちなみに私は一回生です)。時代の流れの中で,そのありようにも変化が見られます。今回このような機会をいただき,これから実習に臨もうとしている皆さんにささやかな提言をしたいと思います。何かのお役に立つ事を願いつつ……。

◆『実習生のための10カ条』

1.外見を整える
 初めて会う他者に対する最低の礼儀です。第一印象は,その後の人間関係に大きな影響を及ぼします。

2.自分を知る
 他者との関わりを通して自分と向き合う。そのときに,自分の言動の意味を問う姿勢を忘れてはいけません。

3.悩める
 辛い事や苦しい事をしっかり認めて,棚上げせずにきちんと悩む。

4.立ち直りの早さ
 失敗しても,悩んでも,落ち込んでも,立ち直れる精神力を持つ。

5.失敗を恐れない
 相手によく思われたい,嫌われたくない,傷つけたくない,という思いに縛られず,今しかできない事をやってみる。

6.人間関係を作る
 コミュニケーションには気持ちの裏付けのある言葉が必要不可欠です。一人の人間として自分の気持ちを伝え,相手の気持ちを受け止めることによって初めて成り立ちます。

7.体験学習をする
 どんな体験でも無駄なものはありません。それらを経験として積み重ね,自分の財産にしてください。

8.自己研鑽に努める
 自分のした事を客観的にまとめる。意識的に「学ぶ」姿勢を忘れない。

9.社会性を持つ
 一人の社会人としての意識を持ち,社会とのかかわりの中で自分のできる事を考え行動する。

10.経済的視点を持つ
 医療や福祉も広くはサービス業であるという認識をもち,よきサービスの担い手となることを目指す。

 これら10カ条はそれぞれが単独で成り立つものではなく,網の目のように相互に関連しあっています。これらをどう組み合わせるかは皆さんの能力にかかっています。頑張ってください。Good luck!!

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