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VOL.44 JUNE 2007 【学習サポート】 【現場から現場へ】 【8月科目修了試験のご案内】 【夏期スクーリングIV?V,秋期スクーリングIのご案内】
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【学習サポート】[精神科リハビリテーション学] レポートを書こう精神保健福祉士国家試験の指定科目である「精神科リハビリテーション学」を担当されている八巻幹夫先生に,どのような視点でレポートを評価されているのかをうかがいました。これから学習に取り組まれる方は,是非レポートを作成する際の参考にしてください。 ◆先生はどのようなことを重視してレポートを評価されているのでしょうか。評価の視点についてお聞かせください。 私が学生の皆さんのレポートを添削する際に重視しているポイントは,レポートの内容以前に次の3つのことが行われているかどうかです。 ◆悪い例の「文章の切り貼り」とは具体的にどのようなことでしょうか。 参考文献や資料から課題に関係する部分をいくつか持ってきて,そのままの文章を継ぎ足してレポート用紙のマス目を埋めることです。大学に入って最初に書いたレポートならば,そのようなものがあってもやむをえないと思いますが,「精神科リハビリテーション学」は3年生以上の専門科目です。書き手によって文体や論理構成が違うのにもかかわらず,そうした複数の文章を安易に貼り付けただけでは,同じ論旨が繰り返されていたり,主語がどこに掛かるのかわからなくなるようなことになります。正直なところ,このような文章は読んでいて頭が痛くなります。 ◆課題ごとの解説はレポート課題集に記載されていますが,先生がこれまでレポートの評価を行ってこられてお気付きになったこと,課題ごとに学生はどういうところに気を付けてレポートを作成したら良いか等,ポイントがありましたら教えてください。 各課題のポイントは,レポート課題集に記載されているとおりです。そこをよく読めば内容については問題ないはずです。学生さんの中には,課題を無視していたり,ご自身のエッセイのような内容を書いている方がいます。内容としては面白いのですが,レポートとしては不可にせざるを得ません。 ◆最後に「精神科リハビリテーション学」を学ぶ学生に対してメッセージをお願いいたします。 「精神科リハビリテーション学」は,特別な領域に思われるかもしれませんが,トータルな人間,全人的復権を焦点とした対処技術を学ぶ学問です。しかも精神科領域においては,クライエントとの関係性とそれを成熟させる具体的手段は「言葉」しかありません。それゆえに余計,わかりにくい,理解しづらいのだけれども,要はケースワークでいうところの「クライエントの理解」と同じです。補装具の活用のような介在する機器があれば,それに委ねて「関係性」を高めることができるのですが,精神科領域にはそれがありません。精神障害を対象としてケースワークを維持できれば,他の障害のケースワークにも十分適応できるものと考えています。 ◆八巻先生,お時間をいただきましてありがとうございました。●レポートに取り組まれていて,何をかいてよいかがわからない等のお悩み,ご質問のある方は,学籍番号,氏名,科目名を明記のうえ,郵送,FAX,Eメールにて本学通信教育部宛にお気軽にお寄せください。本記事へのご感想もお待ちしています。 |