VOL.20 JUNE 2004 【学習サポート】 【現場から現場へ】 【8月科目修了試験のご案内】 【夏期スクーリングIIIのご案内】 【通信制大学院コーナー】
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【現場から現場へ】[OB MESSAGE] これまでを振り返って函館市福祉部介護高齢福祉課 高齢者?介護総合相談窓口 ◆はじめに 私が卒業したのは,昭和59年です。卒業後は,地元の病院(精神科がメイン)に医療ソーシャルワーカーとして勤務しました。5年間勤務した後,市職員採用試験を受け,配属されたのが市立函館病院分院(精神科単科)でした。そこでも医療ソーシャルワーカーとして7年間勤務しました。 ◆通信教育を受けてみて 現在の部署は,老人福祉課と介護保険課が統合になったもので,私の勤務するところは,函館市福祉部介護高齢福祉課高齢者?介護総合相談窓口と言います。 ◆高齢者の総合相談窓口さて,この辺で現在の私の業務についてふれなければなりません。私の係は高齢者?介護総合相談窓口という名前が示すように,介護保険やその他の高齢者福祉の相談窓口となっています。制度の相談から申請受付,関係機関との連絡調整,ときには,サービスの利用調整のため現場に出向いたり,在宅介護支援センター職員やケアマネジャーに同行したりもしています。ゴミの分別からサービス利用にあたっての苦情,高齢者虐待,財産管理についてなど多種多様です。日中の勤務時間では窓口業務に追われ,午後5時を過ぎて,やっと事務処理に取り掛かるといった状態で残業続きの毎日です。 ◆文章化することの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性 年数だけ増えていくとそれまでの感覚で仕事を進めてしまいがちですが,法的根拠はどうなのかといったことや,基本的視点が定まっていないと,足元からすくわれることが往々にしてあり,注意が必要です。 ◆これからの高齢者介護現在,介護保険は見直しに向けた議論が行われている最中ですが,先日も最大の論点となっている障害者施策との統合についての記事が新聞の一面を飾りました。ケアマネジメントの体制はどうなるのかなど,今後の方向性は依然として不透明な状況ですが,高齢者に関して言えば,介護予防の観点から,できる限り要介護状態とならないよう,あるいは,要介護状態となっても,それ以上重度化させない取り組みが必要とされています。そのためにも,地域の高齢者を把握し,効果的にサービスにつなげていく「発見の仕組みづくり」が不可欠です。これからは,老人,障害,児童といった個別の分野ではなく,地域という視点で語られることがより一層増えてくることと思います。 |