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【学習サポート】

[現代社会を見る眼] 夏期スクーリングを終えて

生田目 学文
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 今回のスクーリングはもちろんみなさんにとって初めての経験だったわけですが,授業態度,グループ演習での活発な議論,発表とどれをとってもすばらしいクラスでした。異なる年齢層,職業,性別,そして生活の場と,さまざまな環境と背景を持った受講生のみなさんがお互いの経験や知識から学べるこの機会は通信教育ならではでしょう。これは私にとってもたいへん大きな学びの場となりました。もちろんこの『現代社会を見る眼』の履修はR or SRですのでスクーリングなしで単位を取得することは可能ですが,この科目の主旨からして,今回のスクーリングに参加しなかった受講者の方々には次回以降ぜひとも参加していただきたいと思っています。
 さて,今回参加された67名のみなさんも時間の合間を縫っての自主的な学習に戻ることになります。ここでレポートについての現実について触れておきたいと思います。スクーリング参加者を含む『現代社会を見る眼』受講者数は256名ですが,スクーリング終了時点におけるレポート提出者数はわずか13名(このうち4つの課題すべてについて修了した方が10名),全体の5パーセントです。受講生に話を伺うと,レポート提出が滞る理由として「とっかかりがつかめない」「難しい」などがよく挙げられます。通信という自主性を強く求められる条件での学習ですので,なかなか取り組みが進まないのは致し方ないのかもしれませんが,とにかくレポートを出さなくては単位が取れません。学位や資格を得るのも遅れるばかりです。ある一定の基準において,よほどの欠陥がなければ再提出を求めたり不合格にすることはありません。みなさんが強い意志と意欲を持って取り組まれんことを祈るばかりですが,この場をお借りして私なりのヒントをお伝えしたいと思います。
 「評価?指導票」の評点もさることながらレポートの採点者として私が重視するのは以下の3点です。

  1. 設問に答えているか。(意外と書いているうちに話がそれていく。)
  2. 筋が通っているか。(一貫した論理。話の最初と最後が矛盾してはいけない。)
  3. 結論?主張がしっかりしているか。(自分の持っている考えを伝える。)

 レポートとは小論文です。字数制限もあることなので,書き始める前に以上の点を踏まえながらレポートの構成,アウトラインをまず作成し,たとえば序論?本論?結論という流れをまず作ることが必要です。『自立学習の手引き:読む?書く?問う』の特に64ページから103ページを再読されることを強くお勧めします。
 みなさん,がんばっていきましょう! Good Luck!

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