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【学習サポート】

[コミュニケーション英語] 夏期スクーリングを終えて

高橋 加寿子
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 多くの通信生の方々は課題にまじめに取り組み,質問をよくし,とりわけ,テキストの例文や会話文を大きな声ではっきりと音読していたことがとてもいい印象として残っています。というのは英語を話すためには口の筋肉をよく使い大きな声でまず話してみる練習をすることが初めの第一歩だからです。また,レポートの出し方や評価についてもこちらの意図を通信生の方々に詳しく伝えることができました。確認の意味でもう一度,レポートの出し方と評価について以下にまとめておきます。

  1. レポートは一度にたくさんのレッスンを出さないで,2レッスンずつ出し,レポートが「再提出」となった場合は,間違った箇所や不十分なところを再度学習?訂正して再提出した後,次のレポートを提出する。(学習者の学習効果を高めるためと教える側が,学生が確実に理解したかどうかを確認するためです。)
  2. コミュニケーション英語の場合,通常のレポートと異なり,「再提出」という評価は「不合格」を意味するものではありません。間違った箇所に気づき,それを訂正することによって理解を深め,同じような文脈で同じ間違いを繰り返さないようになるための澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な一つの段階のようなものです。間違いから学ぶことがたくさんあります。したがって,「再提出」となっても「不合格」ではありませんから,がっかりせずに間違いなどを指摘された箇所を自分で直し,わからない場合はその旨明記して再度提出して下さい。最終的な評価はその後になります。間違いの数は問題ではなく,いかにていねいに訂正し結果的に理解を深めたかがポイントになります。
  3. レポートの中の会話文は会話のやり取りがわかるように,文の前に[A],[B]や人名など(Mr. Matsui:)を書き添える。
  4. 日々のレポート作成の際にはガイドブックをよく読む。特に,英語における名詞の表し方や冠詞,時制についての説明はじっくり読んで下さい。また,CDをよく聴き,音声情報を積極的に書き込む習慣をつけることをお勧めします。

 また,今回のスクーリングではもっと「話す」ことを中心にする予定でしたが,事前にCD学習やガイドブックを読むなどの予習をしてこなかった人の中には授業をほとんど理解できていない人もいたり,授業の人数も多く,なかなか話したり聴いたりするコミュニケーションの練習に集中することができなかったのが今後の課題として残されました。レポート提出も予習も十分に行っていた人の中にはその点を指摘する声が少数ながらありました。また,ある程度英語を理解している人たちのなかでは,今回のスクーリングがきっかけになって勉強の方向性やレポートの書き方がわかってよかったという人もいました。
 いずれにしても,予習が肝心で,音の連鎖である文を文字を見ずに聞き込んで理解につなげていくことは一朝一夕にはできないことなので,日頃の学習が大切ということになるでしょう。特にスクーリングは日頃得られないコミュニケーションの実践の場になりますから予習は欠かせません。今後も前向きに取り組んでいって欲しいと思います。

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