【お知らせ】
スクーリング?アンケートから
スクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。
高齢者福祉論
- 「高齢者」像は,施設に入所している人に限らず,ワーキングプアになってしまっている人,100歳でも自立して生活している人など,多種多様に生きている人がいることがわかった。
- 大人数の利用者さんを少人数の職員で介護する現実において,施設介護でどこまで個人を尊重した介護ができるものだろうか?ということについて考えていました。時間にも追われていて,個人を尊重するなんて…という面も否定できない現実だろうなと思いました。
- 本当に介護を必要としている人に必要な分だけの介護を低価格で提供できるようにならなければならないと思った。
児童?家庭福祉論
- 手をやかせる子,困らせてみせる子は,虐待を受けた子どもで,それは淋しい心の表れで,愛されているか確かめたくて。「やったこと」に対して,叱るのではなくて,「いいよ,いいよ」その後,そのときどんな気持ちだったか,これからを一緒に考えるのが大事,と学びました。受容して,寄り添って,一緒に考える大切さを学びました。
- 「光のあたらないところに光をあてていくのが福祉だ」という言葉が心に響いて残っている。虐待の連鎖は,なんとしても断ち切らなければならないとも思った。
- 乳児院や養護施設がパンク状態で,職員も大変だという現実を知り,驚いた。
社会福祉原論
- 社会福祉の歴史を知る時に,その時代の背景を見ると,より制度がどのような意図でつくられてきたのか,が良くわかりました。また社会福祉援助(相談援助)を行うときの視点が具体的な例でとてもわかりやすかったです。「障害」は社会がつくる。「社会」が変われば「障害」じゃなくなる。“目からウロコ”でした。
- 講義のなかで先生が,未来のあるべき姿を見るのが社会福祉原論であるということを話されていたのが印象的だった。また,講義中見たVTRの中で,障害者の人々は,上手く伝えることは難しくても,「感性」で話を聞くことが出来るという話があり,多くのことを気付かされた。自分が現場に行ったとき,忘れずに援助を行っていこうと思った。
社会福祉法制
- 制度の名称や規定内容を覚えるのではなく,なぜその制度ができたのかを知ることが大切。名称や規定内容は変わることがあるが,制度ができた理由は変わらない。制度は道具であるため,時代にあった,使いやすい道具に改良されていく。
- 介護施設に勤務しているため,社会福祉=高齢者といった先入観があったが,高齢者の権利を守ることは大事という部分に変わりはないが,高齢者に偏重していると社会が保てないということを初めて知った。
社会福祉援助技術論II
- 調査員が十分理解して調査を行わないと,調査員の意図によって結果が変わってしまうということ。
- 「調査に参加したくても,できない人がいる」という先生の言葉が印象に残りました。
社会福祉援助技術論III
- 福祉の描く社会と現在主流の社会のバランスを見るということ。格差社会(社会的排除)に関する先生自身の考え方を聞くことができておもしろかった。
- 「ノーマライゼーション」「エンパワーメント」と叫ばれているのは,見方を変えれば今日においてそれが満たされていない社会であるからだということ。
社会福祉援助技術論IV
- スクーリングに参加しなければ,事例研究をすることや他の学生の考え方を知ることもなかったので,参加してよかったです。
- ワークショップにより援助技術の流れが理解できた。
- 社協の成立経緯が良く分かった。行政と社協の関係があいまいと感じた。
ケアマネジメント論
- その人の良いところや,持っている力に注目していくことはとても大切だと思いました。
- 介護の仕事に就いておりますが,ケアマネジメントの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を再確認できたので,改めて視点を変えて仕事に取り組んで行けると思いました。
- 「ケアをマネジメントする」ケアマネージャーとして重い言葉でした。
精神保健福祉論III
- 介護保険の認定基準,障害者自立支援法の課題をわかりやすく教えていただけました。
- 福祉サービスは,一人ひとりの問題に応じて対処していかなければならないということと,その問題の背景にある社会的要因にも目を向けていくことの必要性を認識した。
- 福祉サービスを利用したくて相談にこられた方に対して,「~では対応できない」などとたらい回しにするのではなく,ワンストップサービスが望まれるということがなるほどと思った。
公的扶助論
- 先生から話のあった,「自分に置き換えて考える」という言葉が非常に印象深かったです。いつ自分もその立場になるかわからないことを痛感しました。
- 「ラストセーフティネット」の機能について,制度や利用などそこに至るまでの方法や手段を知らない場合が多く,また相談できる人が身近にいないことも考えられるため,人間関係についても希薄な結果なのかと思いました。
- 現在の日本の弱点を垣間見た感じがしました。働いても生活が成り立たない現象が発生する現在は,社会全体の仕組みの再編に問題があるのではないかと考えさせられました。
精神科リハビリテーション学
- 精神医療の歴史について,とても興味深く話を伺いました。偏見や間違った理解のあった時代から現在の自立支援法のあゆみ,民主党に政権が変わってから今後の動向についてもわかりやすく解説していただきました。
- ホームヘルパーとして精神障害のある人の身体介護や家事援助などをしていますが,ときどきどこまでやってよいものかの判断が難しいことがあります。高齢のためADLが低下して“できない”の,精神障害者の“できない”を同一視してはいけないというお話が印象に残りました。
家族法
- 社会情勢が変化することにより法も変化しており,法は,生きているものだと痛感した。
NPO論
- NPOとは形?姿にとらわれず,社会的支援を必要とするところにダイレクトに関われる自由さがよいと思えた。地域福祉を進めるために必要な知識となった。
- NPOには非営利目的だけではない様々な長所があるんだと考えさせられた。
軽度発達障害教育総論
- ビデオを見て,障害の種類の多さにびっくりしたし,一人一人に合わせた指導法や接し方を考えていかなければいけないと改めて考えさせられた。
- 軽度発達障害は,今世間的にも注目を浴びている障害だが,誤解されている部分や,自分自身もあいまいな所があったので,今回,各々の障害の概念をしっかり講義していただいて,理解が深まったと思います。
- 今を悲観するのではなく,中?長期的な指導?支援の計画?実行を本人?家族?学校と共に出来たらいいなと思いました。
聴覚障害教育
- あらゆる障害教育において,理論や筋道,段階的な方法論やアプローチを使って,教育を行うことが必要であることを痛感した。
- 日本で行われた初期の盲聾教育においては,障害種の違いはあれど,もとになる考え方は「子どもの発達段階に沿って」「細かな段階を踏む」ということだった。これは,聴覚障害教育の経験がなく,漠然とした不安を抱えていた自分にとって,今まで経験して培ったものを生かせることを教えてくれ,また不安も小さくなり,より「聴覚障害教育をやりたい」と思うようになった。
- 手話に対し偏見が多いという歴史について,現在の手話を学ぼうという健常者へのアプローチが多い社会にいる私には,想像しがたい屈辱を体験してきたことへの理解が不足していたことに気付かされました。
コミュニケーション英語
- いろいろな人と学習ができて,英語の苦手な私でも最後まで楽しく学ぶことができました。
- とても指導力のある講師に出会えて光栄です。
- 単語力が必要だと思った。しかし,先生は文法など細かいことは注意されず,コミュニケーションを大切にしてくださったこともあり,苦手意識の強い英語ですが少し好きになりました。
人間と教育
- 人間には,なぜ教育が必要かをいろいろな視点から考えることができてよかった。生きる力(自分で考え判断する力)が今とても大切なことで,個人の主体性が澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】になっている意味が理解できた。
心理学概論
- 常識にとらわれる“ワナ”に陥りやすい世の中だと思いました。色々な角度から物事を捉えられるように学んでいきたいと感じました。
- 日常生活の中で心理学を応用すれば,その現象やその人の行動が理解しやすいということがわかった。
障害児の心理
- 障害はその人の一部にすぎない。
- 障害を理解することとその人を理解するのは全くちがう。
- 障害児,障害者について考える時,最初に一人の人間として,また一人の子どもとして,という視点について考えさせられました。
心理学研究法I
- 心理学研究のデータ集めとか,調査とか,科学的な学問の側面を感じた。
- 心理学研究において,最初に必要なのは「自分の関心事」。「自分の関心事を心理のカメラで捉えることができなければ,研究はできない」。
福祉心理学
- 子ども(保育)と関わっている自分にとって,「早くしなさい」を求めず,「待つ」ことを学び直した。
- 認知症の問題行動の対処法を,以前から学んでいたら少しは楽だったろうにと思った。
- 様々な問題行動に対し,その人の生育歴,背景にあるものをしっかりと観察し,様々な方向から考えていくことの大切さを感じた。
心理アセスメント
- 「傾聴」が援助者のスタートであることを知りました。「耳」で聞き,「心」で感じ,「徳」(人間性)をもって相手によりそっていくことは,技術を習得するだけでは足りず,人間性も磨いていかなければならないということです。アセスメントの難しさと深さを知りました。
- アセスメントの仕方によっては,クライエントの状態を良くもすれば,悪くもするということに援助者として重大な責任を感じた。信頼関係を保ちつつ,クライエントの言動に心揺さぶられない専門家としての距離の置き方を考えるのは難しい課題だと思う。
- 心理臨床家の視点の一つ。異常を正常の中のものとしてとらえていくこと。その人なりのよりよい生き方を一緒に見つけていくこと。
特講?福祉心理学4(スクール?カウンセリング)
- スクールカウンセラーがこんなにいろいろな人とかかわりを持つ仕事であるということに初めて気付きました。「相談室にこもっていては情報収集ができない。廊下もコンサルテーションの大切な場なのだ」という言葉がとても印象的でした。また実際に問題を抱えている子どもだけではなく,それにかかわっている先生?保護者の気持ちもくむということも勉強になりました。
- カウンセリングとは答えのない世界であると先生は言われた。カウンセリングというのは難しいと思った。
- 学生の話を聞いているときの先生のうなずきはとても印象的でした。本格的な心理士の姿を見た気がしました。話す口調や内容への心配りも勉強になりました。
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