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VOL.59 APRIL 2009

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【6月科目修了試験のご案内】

【春期スクーリングV?夏期スクーリングIのご案内】

【通信制大学院コーナー】

【教員メッセージ?卒業者アンケートより】

【教員メッセージ?卒業者アンケートより】

卒業生からのメッセージ

学生生活を振り返って

社会福祉学科 齊藤 俊樹さん

 平成17年4月,澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】総合福祉学部(通信教育部)社会福祉学科に3年次編入学しました。入学前の私は勤務していた福祉事業所を退職し,所属していたボランティアグループもやめてしまい,自信を失っていました。
 教科書が届き学習を始めようとしてもなかなか進まず,レポート学習会やスクーリングに参加するうちに少しずつ学習を進めていくことができるようになり,入学して半年後にやっとレポートを提出することができました。学習が進まなかったり,レポートの再提出が続いた時は「もう続けることは無理なのではないか」と何度もあきらめそうになりましたが,スクーリングで知り合った方に連絡してお互いに励ましあったり,「ここまで頑張ってきたんだから」と自分に言い聞かせていました。
 4年間かかってしまいましたが,やっと卒業までたどり着くことができました。卒業確認の通知が来た時は本当にうれしく,自分のことを認めたい気持ちになりました。教員の皆様,事務局の皆様,大変お世話になりました。両親をはじめ,支えていただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

A老人デイサービスセンターでの社会福祉援助技術現場実習を振り返って

社会福祉学科 上河邉和子さん

 Aデイサービスセンターは,自宅から徒歩で約20分の距離にあります。私が要支援,要介護になれば,お世話になる施設です。実は私は68歳の実習生で,利用者の皆さんと同じような年齢でしたが,お蔭さまで無遅刻?無欠席で実習をさせていただきました。その原動力になったのは施設での楽しさです。しかし,私は毎日,何かに失敗し,誰かに注意されていました。私が食器を洗っているとき,水を使いすぎると注意され,施設でのコスト意識を学びました。一日が終わると使った部屋の清掃を私の仕事の一つにしていましたが,隅っこの埃を取っていると,早く終えてくださいというのです。私のせいで皆さんが帰れないのです。チームワークが必要なことが理解できました。長年の主婦業のノウハウが,施設では役に立たないことも多く,職員の方々によく我慢していただいたと思います。すべての実習体験が今は本当に楽しい思い出です。
 利用者の皆さんも深く私の胸に残っています。一緒に昼食をとりながら,人生の深さを学ぶことができました。同世代の私だけに口を開いてくれる利用者さんもおられました。施設長,実習担当の先生,職員の皆さん方には本当にお世話になりました。大学の指導教員や事務局の皆さんに対しましても本当に有難く思っています。
 現場実習前の体験学習は特別養護老人ホームでお願いしましたが,そこでは私がお年寄りの利用者さんと意外に相性がいいのを気付かされました。有難うございます。私は3年次編入学で2年でよいところを4年かかりました。しかし,その分だけ多くの素晴らしい方々と出会うことができました。このようなご縁を下さり,本当に有難うございました。最後に私には次の目標があります。それは社会福祉士の受験です。私たちの社会福祉の在り方を夫と一緒に考えながらゆっくりと始めようと思っています。

これまでの学習を振り返って

福祉心理学科 齋藤 和子さん

 私は1年次入学でした。勉強をするきっかけは,精神障害を持つお母さんという立場の方とそのお子さんの支援をしたいと思い,精神保健福祉士と認定心理士を目指すために,この大学に入学しました。
 高校卒業後,十数年たっており大学の難しい勉強ができるかということが一番不安でした。最初は,友達もできずどう勉強していいかわからず,学習の手引きを読み,レポートの書き方の部分をファイルに入れていつも手元において参考にしていました。最初の2年は,医療事務の仕事(変則勤務)をしながらの学習で,なかなかレポートが書けずに,スクーリングも少ししか行けませんでした。3年次からは仕事も変わり,土日が休みということでスパートをかけたという感じでした。
 心理学実験では友達も多くでき,仙台に行くたびに時間が足りないほど勉強の相談から人生相談まで語り合いました。地元では,学生会に参加し,違う学科の人たちとの情報交換を行い,本当に役に立ちました。
 昨年の夏に,「精神保健福祉援助実習」に行きました。実習に行くまでの準備が大変でした。90単位以上,17教科を全部とっていなければいけないという条件はかなりきつかったです。心理と二本立てだったので,念入りに学習計画をたて,計画にそって学習しました。無事予定通り実習に入れました。病院と地域活動センターと援護寮での実習でした。
 3カ所まわって,働く場所によって同じ精神保健福祉士でも業務の内容が変わってくることを知らされました。
 この4年間でいろいろ実習するなかで,卒業後の進路の目標も変わりました。
 今後は,最終目標のスクールカウンセラーを目指すためのさらなる勉強をする予定ですが,澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】で学んだことを忘れずに新たな道へ進んで行きたいと思います。
 1年次入学で4年で卒業できたことは,先生方,事務局の方々,そして周りの家族や友達,職場のみなさんの協力あってのことです。
 本当にありがとうございました。

頑張って良かった

福祉心理学科 井筒しのぶさん

 ふり返ってみれば,仕事や家事に追われる毎日で,勉強に精を出す時間が限られ挫折しそうになることもありました。また,レポートが再提出という評価を受け戻ってきた時には,「何がダメだったんだろう。勉強不足のため先生のコメントが理解できない」と落ち込み,なかなか机に向かえない,怖くて次のレポートが出せないこともありました。
 しかし,先月,履修状況票が届いたとき,こんなにたくさんのレポートを書いたんだ,こんなにたくさん勉強をしたんだということを改めて実感し,「頑張って良かった」そう思いました。
 関西から何度も足を運んだスクーリングでは,頑張っておられる皆さんを見て刺激を受けたり,おかげさまで気の合うお友達もでき,仙台滞在中に楽しい時間を過ごしたこともとても良い思い出となりました。
 本大学で学んだたくさんのことは私の宝物となりました。そんな宝物ができたのも,先生方や事務局の方々のおかげです。生涯,いろんなところに目をむけ勉強を重ねていきたいと思います。いろんな事情で卒業までに4年もかかりましたが,その中で勉強する楽しさを学んだような気がします。
 本当にありがとうございました。

これから……

福祉心理学科 荻田 朗子さん

 3月24日,無事,卒業させて頂きました。ありがとうございます。
 初めてのスクーリングは「福祉心理学」でした。「福祉心理学は“実学”」という言葉に当時はピンときませんでした。3年経って,今,その言葉の意味を実感しています。
 私は,主人と共に対人関係が苦手な若者と関わっています。いわゆる,ひきこもりと呼ばれている若者です。主人も,私も資格は全くありません。ただ,主人も私も登校拒否,ひきこもりの経験者です。今でも当事者です。ときには,専門家には理解できない,彼,彼女たちの気持ちがわかるときもあります。
 これからは,様々な場面で,学んだことが実学として対応できればいいなと思っています。学んだことを活かせるのはこれからだと思います。経験を重ね,若者との会話にも自身の気持ちがコントロールできるようになったとき,資格を目指したいと思っています。

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