スクーリング?アンケートから
5月中旬から6月上旬に行なわれたスクーリング科目ごとの受講生の方々の感想を掲載させていただきます。紙数の関係でごくわずかしか紹介できませんが,ご感想をお寄せいただいた受講生の皆様に厚く御礼申しあげます。
●障害者福祉論
- 「自分らしい」「自立」とは何なのか? 普段の生活でなにげなく使っている言葉だが,改めて考えてみるとその言葉の意味を説明することはとても難しいと思いました。
- 「遅れ」「異常」の違いになるほどと思いました。援助は相手の心を受け止めることが一番大事である,と考えさせられる講義でした。
- 助けを求めて口に出せるのは大人である,という点が身につまされました。自分は一人でもくもくとやってしまうタイプなので。
●社会福祉援助技術論II
- 調査ということを今まで意識していませんでしたが,アセスメントや認定など,介護保健のなかにも調査技術は必須になってきています。少しでも良い内容を得るためにも,その能力や知識を深めていきたいと思います。
- アンケート調査をする際,内容の選択肢を具体的にする必要があること,自記式調査のターゲットとなる人々の意思が反映されるように考慮すべきことなど,考えさせられました。
- 福祉調査の本当の意味での対象者(障害者や高齢者など)から回答を得ることが実際は困難であるという点について,考えさせられました。
●高齢者福祉論
- 先生の体験談がとても楽しかったです。人間味あふれる方が担当されており(高齢者やその他の福祉関連の仕事に携わっておられる),ほっとしました。この頃,正義感や思いやりに欠けた人間が多すぎることに日々憂いを感じています。人(動物)を愛することの大切さを大学の学生として学びたいと思いますし,他の学生にも学んでほしいと思います。
- 自分の命を自分の意志に基づいて最後まで全うし生き抜くことにその人自身の存在意義がある,と感じました。特養ホームに勤務していますが,利用者のうち,どれだけの方がそのように生きているだろうかと考えさせられました。
●精神保健福祉論I
- ライシャワー事件の少年への対応が当時の全体的な精神障害者への対応だったと考えると,人権や医療のあり方,偏見の恐ろしさなどを考えさせられました。
- 先生の講義がご自身の体験をもとに語られるため,感動を覚えることもあり,身近に感じました。印象に残った言葉は「精神の障害は主体性を内在化させる」というものです。このことは大変よく理解できます。
- 障害は本人の中にだけあるものではなく,その周りのとの係わり合いの中にある,ということが新鮮でした。ICFの分類のおかげで世の中の障害に対する支援方法も大きく前進していると思いました。
●精神保健福祉論III
- 憲法は「決まり」ではなく「理念」であり,憲法という理念を反映させてつくられた決まりごとが「法律」である,ということが新鮮でした。今までは憲法も法律も従うべき決まりだと思っていました。
- 法律は頻繁に変わるので,法の根っこの部分の原理?原則をしっかり押さえ,なぜそうなるのかを考え,現場にフィードバックすることが勉強である。学問の必要性が理解できました。
●児童青年心理学
- 全ての心理学は重なり合う部分があると感じます。生涯発達心理学を受講した後だったので,分かりやすかったです。
- 乳児期における養育者との関わりの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を改めて認識させられました。
- 就職について,自分が勤めだした頃の社会情勢と大きく異なるという現実を目の当たりにし,恐ろしくなりました。我が子も今後職業選択をしていくことになりますし,真剣に考えさせられました。
●福祉心理学
- 仕事で実践にうつせそうなことが多く,それを学べたことが嬉しかった。
- 今まで,「傾聴する」ことに対して,それだけでよいのか,もっと何かあるのではないか,と思っていましたが,話を聞いてもらうことで生きている存在価値を見出すことができることを学び,自分の中で納得できました。
- 「最期まで人は人としての感性?感覚を残している」との言葉に感銘を受けました。
- 問題行動への対処の仕方は,参考になりました。主として,利用者(高齢者)の気持ちを考え,それをもとに対応すべきことを痛感させられました。
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