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VOL.46 SEPTEMBER 2007

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スクーリング講義概要

■冬期スクーリングII

福祉機器論 関川 伸哉

 福祉用具の歴史は,義肢装具(ぎしそうぐ)に起源をもっており,紀元前の昔にさかのぼります。義肢装具とは義肢と装具の2つに分けられ,いずれも「人体に装着する補助器具」です。本講義では,義肢装具を含めたヒトと用具の関係について解説してみたいと思います。福祉用具単体の理解ではなく,ヒトと福祉用具の関係について考えていただきたいと思います。主役は,福祉用具ではなくヒトであることを充分に理解してください。福祉機器またはリハビリテーション機器は1993年の法制定を機に「福祉用具」と総称された。ここで言う福祉用具とは,心身の機能が低下し日常生活に支障のある高齢者や心身障害者の日常生活の便宜を図るための用具,機能回復訓練のための用具および補装具をさしています。


環境心理学 小松 紘

 本講義では,人間と環境の様々な関わりについてとりあげ,かけがえのない環境とのよりよい関係を考える。
 講義では
 (1) 人間の発達と環境──人格形成への環境の影響
 (2) 環境破壊の歴史とその心理的機制
 (3) 環境保全のための方策
などがとりあげられる予定。


古文書学 細井 計

 古文書学で一番大切なことは,文書の様式を正しく理解することです。この様式を研究するには,まず最初に古文書そのものの解読が必要になります。たとい理論はわかっていても,実地に当たって文字が読めなくては,様式を論じること自体が所詮無理なことです。
 そこで本科目では,古文書,とりわけ江戸時代の文書の解読演習を重点的に行い,解読力を身につけさせることを目的とします。その際,古文書の実物を見るのが一番よいわけですが,現実的には,それは不可能に近いので,文書のコピー(女大学,徳川家光領知判物,土民仕置条々,借用証文,藩日記など)を使用することにします。


心理アセスメント 渡部 純夫

(1) 正常と異常の判断は──私たちが正常と異常を区別するとき,どんな考えのもと判断を下しているのかを考えます。今まで皆さんは,なにを基準に判断してきたかを考えておいてください。
(2) 心理臨床家の視点は──では,心理臨床家は異常をどのような観点から眺めているのでしょうか。心理臨床家の視点に迫ります。
(3) 心理面接によるアセスメント──アセスメントのひとつである心理面接を通してどのようにアセスメントが行われるのかについての説明になります。
(4) 心理テストによるアセスメント──心理テストの使用には十分な経験と注意が必要になります。そのあたりについて踏み込んでいきたいと思います。
(5) 行動観察によるアセスメント──アセスメントには五感が澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】になります。五感をどのように活用していくのかについて考えていきます。


精神科リハビリテーション学 八巻 幹夫

 この科目の対象は「疾病と傷害を併存する」生活者であり,ゆえに,医療?保健?福祉に関する知識と理念及び技術が必要となります。スクーリングの講義内容は,障害概念,基本原則,生活の構造,生活支援,就労支援,障害者ケアマネジメント等がキーワードです。テキスト第1,3,6章及びレポート課題に示す参考文献に目を通してくると理解が深まるでしょう。当日は作成した資料を基に講義したいと思います。


聴覚障害者の生理?病理 永渕 正昭

 聴覚障害児(者)の教育や福祉に携わる方々に参考になる資料(音声,ビデオ)を提示しながら,聴覚障害を取り巻く問題点を解説します。具体的には,視聴覚機器を用いて,まず聴覚の仕組み,次に聴覚障害の原因,治療,リハビリ(補聴器,人工内耳),ろう教育の過去と現在について実際のケースを紹介しながら説明します。テキスト『聴覚と言語の世界』の聴覚に関する部分を一読しておくとよいでしょう。

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