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VOL.46 SEPTEMBER 2007

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[科学的な見方?考え方] スクーリングを終えて

講師 大内 真弓

 通信教育部の科目は開設当初より担当していたのですが,今年度新たに開講したこの科目でスクーリングを実施することとなったため,私にとっては今回が初挑戦のスクーリングとなりました。そのため全12コマがどのような展開になるのか読み切れず,本音を言えば心配を抱えたままのスタートでした。もちろん,通学生との十数年の経験をそのまま活かせば良いのだから……と私も思っていたのですが,レポート添削の経験から様々な背景の方々が受講するであろうということは容易に想像できたので,もしかしたら……と,今になって冷静に思い返せば,科学的な根拠がまったくない身勝手な妄想を暴走させては不安になっていたのでした(笑)。そして迎えた当日,教室に入るとそこには緊張した空気がピーンと張り詰め(最初に教室に入ってきたスタッフの重松積男さんを私だと思い込んだ,という大爆笑のエピソードもありました),私の緊張もピークに達し……たには達したのですが,そこからはあっという間の大変充実した3日間でした。
 19名と比較的少人数だったために個々人の顔がよく見え進めやすかったという面もありますが,何よりも「この3日間に懸けている!」という皆さんのオーラが,私に大きなエネルギーを与えたのだと思っています。通学生と同様に毎日終了時にその日の疑問?感想などを書いていただき,そのニーズを反映させるべく当初の予定を組み直したりしながら翌日に備えました。それでもさらっと進むかと思いきや,皆さんの執念(失礼!)をみてすべてを出し切った方が良いと判断し,急遽予定を変更してさらに時間をかけた部分もありました。なるほど,年代が異なったり職場経験がプラスされたりすると,こちらの予想を超えたこのような展開にもなるのだというような,私にとっては想定外の嬉しい収穫もありました。
 受講生の皆さん,連日の猛暑でしかも短い制限時間での集中した作業は,肉体的にも精神的にも厳しかったと思います。しかし即席であるにもかかわらず素晴らしいチームワークを作り上げ,そこから繰り広げられた熱意溢れる討論は大変鮮やかなものでした。本当にお疲れ様でした。そして様々な立場でのご意見をストレートに表現して下さった皆さんのコメントは,全体の展開に不可欠なものでした。もちろんあの時間内ですべてのニーズには応えられていないだろうという心残りはありますが,今後のレポート添削で補完していきます。また,いただいたアドバイスは今後の参考にさせていただきます。そして一番の収穫は,皆さんから発せらせた莫大なエネルギーを直接肌で感じられたことです。最後に,新しい出会い(通学生である御子息が引き合わせてくれたものもありました)と温かいメッセージは大切な宝物となりました。受講生の皆さん,本当にありがとうございました。
 科学的な根拠を積み上げることは,スクーリングを終えた今でもそれほど容易な作業には感じられないと思います。でもその組み立てに自らが満足しさらに読者を納得させた時には,きっと今までにはない爽快な思いを味わうことができるはずです。皆さんの熱い(?)レポートが届くことを楽しみに待っています。

 なお,私が提示している「科学的な見方?考え方」レポート課題のアドバイスの中で,参考にできるWebページを記載しておりますが,確認していたところリンク元にたどり着けなくなっているところがあるため,以下のとおりに修正させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

訂正前)スクールエコネット
    http://kids.gakken.co.jp/campus/kids/eco/index.html
訂正後)エコライフハンドブック2000(内閣府)
    http://www5.cao.go.jp/2000/c/0301c-ecolife/index.html

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