VOL.08 FEBRUARY 2003 【学習サポート】 【現場から現場へ】
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【現場から現場へ】[OB MESSAGE] 市役所職員として福祉に携わる茅野市役所 保険課 医療給付係 ●卒業して昭和50年に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】を卒業して,自分の地元である長野県茅野市役所(人口5万6千人程度の小さな市)に就職をしました。配属先は福祉事務所で担当は市民からの生活相談や課題に対して,福祉六法*にもとづいて対応していくケースワーカーでありました。当時は,福祉を学校で学んできた人は少なく,配属されてから,研修に行き資格を得ている状況でした。しかし,そんな中で先輩方は,研修で学んだこと,市役所での長年の経験や人間関係を生かし相談業務を行っていました。そのような先輩方と意見交換や指導を受けて育てていただきました。このとき学んだことは,まず「自分で見ること」,「先入観をもたずに自分で感じること」でした。 ●特別養護老人ホームをたちあげて 平成4年4月に市立の特別養護老人ホーム「ふれあいの里」(定員70床〔痴呆10床〕ショート20床)が開所することになり,この主任生活指導員として勤務することとなりました。開所に当たり介護担当職員を募集したところ,ほとんど経験のない方々が集まり,これで人の命を預かれるのか大変不安で研修を特別養護老人ホームの他に老人保健施設へお願いし3交代勤務で研修を受けていただきました。老人保健施設の場合は,リハビリの基本を学ぶには適していたと思います。 ●市役所に戻されて 市役所職員の定めで人事異動があり,8年ぶりで市役所に戻ってきました。この間に新しい職員がかなり採用になっており,知らない顔がいっぱいいました。市役所も建て直されていたため,新入職員のような気持ちで電話の扱いも苦慮したところでありました。 基本理念
より身近な地域で保健福祉サービスを受けることができるよう暮らしの範囲を段階的に分け保健福祉サービスもそれらの階層にあわせて体系化するものでありました。つまり最小単位は集落,隣近所の支えあいから広域圏までの階層の中でサービスを体系化するものです。この実践のため市は中学校区単位程度に1ヶ所の保健福祉サービスセンターを設置しそこで相談からサービスの提供まで行うものであり,スタッフは,ケースワーカー,ケアマネージャー,保健師,看護師,ホームヘルパー等であり,併設で診療施設やデイサービス施設職員も市職員から民間職員まで一緒に働いています。 ●勝手に思うこと市職員は,辞令がでれば,人事異動で思ってもいない職場に行く可能性もあります。しかし,その職場の中で自分ができること,自分でなければできないことが,何か必ずあると信じて仕事をしています。この文を書きながら,少し前のことを振り返って見ることができ,何となく懐かしい思いがしています。一生懸命,勉強?仕事をしている皆さんに,こんな仲間もいることを知っていただけらと思います。 *福祉六法 |