【現場から現場へ】
[関連施設紹介] ケア付き住宅「リベラ荘」にようこそ(その2)
せんだんの杜 杜長
中里 仁
今回は,前号で紹介しきれなかった東北福祉会「独自」の運営と展開を行っている「せんだんの杜市民?ボランティア活動応援センター」について紹介させていただきます。
そもそもこのボランティアセンターなるものを一つの法人事業所が運営している所は,全国でもおそらく東北福祉会だけだと思います。理由は単純で,老人福祉法にも介護保険法にもボランティアセンターを設置しなくてはならないという規定?基準がなく,したがって建物を建てても補助金も来ないし,運営費も来ないからです。
では,何故,東北福祉会せんだんの杜「リベラ荘」にボランティアセンターが存在しているのでしょうか。
●大学が100%バックアップ「単独自主事業」がボランティアセンターだ
前号で,せんだんの杜の組織の中に「地域福祉部」という部署があり,その意味についても簡単に紹介いたしましたが,「地域総合福祉サービスセンター」としての機能を法人が地域において果たすために,地域福祉部という部署が生まれ,その活動の拠点としてボランティアセンターも生まれたのです。
具体的なボランティアセンターの機能としては大きく3つあり,1つめが地域住民の福祉ニーズにアンテナをはり,ニーズの掘り起こしも同時に行いながら活動する「相談窓口」機能。2つめが,澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】を中心とする各種「実習?研修のコーディネート窓口」機能,3つめが地域で活動する各ボランティア(個人?団体)の「情報交換?ネットワーク基地」としての機能と合わせて,センターの部屋をボランティアの活動の場として貸し出し等も行っています。
このような3つの機能が1つとなり,ダイナミックに地域と連動してこそ,本当の意味で法人事業所が地域の総合福祉サービスセンターとして,その役割を果たすことができます。
他の法人事業所が実施しなくても,全国の先駆けとして「単独自主事業」であっても東北福祉会はボランティアセンターをあえて設置する??そう決断し,100%のバックアップを澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】が行ってくれたからこそ,全国で唯一の「ボランティアセンター」が生まれたのでした。
今日もボランティアセンターは,教育?人材育成の意味も含め「地域福祉の拠点基地」として多くの方々でにぎわっております。
もし,通信教育部学生の皆様のなかでボランティアを希望する方がいらっしゃいましたら,是非せんだんの杜ボランティアセンターへご連絡ください。お待ちしています。