教育学科の特色ある科目「社会科の指導法Ⅰ」下山忍教授

教育学科の特色ある講義を紹介します。

教育実習を終えた先輩による模擬授業の様子
「社会科の指導法」は、教育学科中等教育専攻の専門基幹科目で、中学校社会科の教員免許を取得するための必修科目です。「Ⅰ」が地理歴史、「Ⅱ」が公民でいずれも4単位で履修する通年科目となっています。「Ⅰ」の方は地理と歴史なので、前期は地理が専門である浅川俊夫准教授、後期は下山忍教授が歴史を担当しています。

本講義は、学習指導要領?教育課程?教科書など中学校社会科の基本的な枠組みを理解し、学習指導案の作成と授業づくりの実際を体験することにより、教育実習や実際に教員として授業する上での実践的な指導力を身に付けることを目的としています。

そこで重視しているのが「模擬授業」です。しっかりとした学習指導案を作成し、それに基づく模擬授業を受講者全員が実施します。そのために、教員や先輩による示範授業を観察したり、学生同士の相互評価を行ったりして、自分の授業を創り上げます。受講者は2年生が多く、次年度の教育実習を想定した実践的な学びとなっています。

下山忍教授は2016年度グッドティチャー、「社会科の指導法」は2016年度グッドレクチャーに選ばれました。

履修学生の声(2017年度受講)

  • この講義で社会科の教員になるための知識や技能を学び、実際の授業を意識した模擬授業を通して、将来教員となり自信をもって生徒たちを指導できるよう日々努力しています。教員免許取得のためだけでなく、実践的で深く学べる講義となっています。(藤川昴蓮さん 3年)
  • 前期は学習指導要領の解説や授業における指導技術を学び、後期はそれを活かして模擬授業を行っています。1年間を通して、基礎から実践まで丁寧に学ぶことができるので、教育実習に向けて自信をつけることができます。(村上勇也さん 2年)
  • 教員にとって必要な専門的知識以外に、実際に授業を進めるにあたっての留意事項や心構えを分かりやすく丁寧に、実際に活動しながら分野ごとに指導していただいており、とても身になる授業です。(渡邊加奈子さん 2年)

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