2023/05/26 ボランティア 企画課

澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】5年度「まつしま防災学」が始まりました。

講師の学生ボランティア
 2014年度に始まり、今年で10年目を迎える「まつしま防災学」の講習会が、5月24日に松島町立松島中学校で開催されました。本プログラムは松島中学校と本学の連携のもとに始められましたが、この4月に松島高等学校と「包括連携協力に関する協定」を締結したことを受け、今年から松島高校の生徒も講師として参加しました。小中高で連携し、松島町全体で防災に取り組む活動の第一歩です。

このプログラムでは、中学生が防災?減災について学び、災害が起きた際、リーダーとして行動できる人材に育てることを目的としています。今回は本学の学生ボランティア4名と松島高校観光科の生徒4名が講師として指導しました。本プログラムは3部構成になっており、この日は中学生に防災?減災教育を指導し、第2部では中学生たちがそれぞれ指導の内容の確認と練習を行い、そして第3部で自分たちの出身小学校を訪問し、後輩たちに自分たちの学びをいかして指導にあたります。
  この日は、①エコノミークラス症候群を予防する「さんあい体操」、②防災○×クイズ、③減災カルタの3つを中学生と体験し、さらに小学生に伝えるための指導方法や司会進行についてアドバイスしました。中学生たちは元気に声を出しながら参加し、クイズやカルタでは解説に耳を傾け、防災?減災について学んでいました。今年の中学1年生は2010年4月~2011年3月に生まれた震災を知らない世代ですが、「小学生には震災の怖さだけでなく、協力することの大切さを教えたい」「『減災』という言葉をはじめて知ったので、家族にも今日教わったことや体操の話をしたい」など、防災?減災に取り組む本学の学生たちの思いが伝わったようでした。

「さんあい体操」の様子
「さんあい体操」の様子
「減災カルタ」の様子
「減災カルタ」の様子
今回からプログラムに参加した松島高校の観光科は、松島でボランティアガイドも行っています。その際、お客様に震災の話をするのはもちろん、ガイドの最中に災害が発生した場合に備え、第三次避難の場所まで把握し、避難させることを教わっているそうです。「最近はいろいろなところで地震が起きています。ここで起きた震災を他人事と思わないで欲しいので、もっとわかりやすく伝えていきたいと思います」と、すでにプロのガイドとしての片鱗を見せてくれました。

学生ボランティアとして参加した久保田蓮さん(福祉行政学科4年)は、「震災を知らない世代がこれから増えてくると思うので、このような取り組みが松島町だけでなくほかの自治体にも広がれば、東日本大震災の経験が上手く引き継がれていくのではないかと思います」と、この活動に手ごたえを感じていました。中学生たちはこの学びをブラッシュアップし、6月27日に小学生の指導に臨みます。

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