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VOL.69 JULY 2010

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スクーリング?アンケートから

 スクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。

●福祉心理学

  • 対象者を一つの方向から見るのではなく,全体をいろいろな角度から見ることの必要性を教えられ,ああ,そうかと思った。行動の背景に何故ということを考え,福祉心理学的アプローチからどのように対応できるかという話が印象に残りました。
  • ジブリ作品を心理学的視点から見る,という話が興味深かった。捉え方や見方で物事の意味が変わることがわかり,よく考えてみたいと思った。
  • 人を理解するにあたって,あるいは援助するにあたって,「こういうことを望んでいるはずだ」,「こう思っているはずだ」という思い込みが非常に危険であるということが実感できた。誰かのひとつの特徴を図として見てしまうと,他の特徴が地となってしまい,見えなくなるということも含めて,そういうことを強く実感した。
  • 生きがいの反社会的な面について。また,「思い出」がとても強い生きがいになるということを知り,老人が何度も同じことを言い,話すことがとてもよくわかった。

●高齢者福祉論

  • 介護老人保健施設や病院などで,お年寄りの人間としての尊厳をどのようにしたら守れるのか,考えさせられます。
  • 高齢者のワーキングプアや,終の住処の落とし穴などのTV放送ビデオを視聴して,日本という国はいったいどこに向かおうとしているのだろうかと,不安がつのります。「今何か手を打たない限り,日本において子どもを産み育む社会は成り立たない」とビデオの中で言われていた言葉に深く共感します。
  • 日本の医療は,発展途上の国よりは充実していても,まだまだ医療現場での充実が図られていない現状があることを理解した。また,高齢者のワーキングプアの現状に対しては,生死に関わる問題のため,早急に対策を練らねばならないと感じた。

●介護概論

  • 先生がおっしゃった,「批判をする前に,なぜそのような状況になったかを整理する必要がある。」という言葉がとても印象的でした。福祉現場は発展途上の段階にあるため,自分の価値観とは異なる出来事が多々あります。しかし,まずはそれらの状況を「なぜ」と思える客観性が澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】なのだと思いました。
  • 利用者と向き合うとき,どうしても自分の価値観で見てしまうことがあります。その人をありのままに受けとめることや,その人らしい生活を尊重するということが,いかに大切で難しいことか,深く考えさせられました。介護の仕事をしていると,利用者と向き合うとき,同時に自分という人間とも向き合っていると思います。

●福祉と経済

  • 日頃目を通している福祉?経済の新聞記事と先生の話との間には,視点?論点の違いがあることに気づく機会となった。どちらかというと,今まで新聞?メディアなどを通じた情報が提供する考え方を,そういうものだと受けとめていたので,「創造的な福祉」とは何であるのか,まだ定義されていない点や,専門家の指摘していない点など気づくことができ,視野の広がる機会になった。

●地域福祉論

  • グループワークでいろいろな地域の人たちと話をする機会があり,とても勉強になりました。
  • バリアフリーは,バリアが作られることを予防していくところからが大事なのだという言葉に,目からウロコが落ちる思いでした。これから大きくなっていく子どもたちに教えていき,根本から変えていきたいと思いました。

●福祉経営論

  • 経営や組織マネジメントといった内容は,日々の現場での仕事の中ではあまり意識しないことかもしれませんが,組織の一員として広い視野でいい支援をしていくためには必要な面が多いと感じました。「反省的実践者」という立場を取っていけたらと思います。
  • 「ケアの中身と施設の管理?経営の仕方は大いに関係がある」という言葉を聞き,この科目を学ぶ意義をやっと掴めたと思った。

●NPO論

  • 先生の講義は理解できました。しかし,その内容をいかに文章化するか,いかに人に話すかになると,まだまだ自分自身の努力が必要だと感じました。
  • 時代も進んでおり,現代におけるNPO組織は澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な役割を担っているが,金銭的問題で維持が難しいのだと思った。行政が補えない部分で公共サービスと提携しているNPO法人が活躍していたり,企業とのつながりが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】になってきていることなど,新しい流れというものを知ることができました。

●特講?社会福祉学5(社会福祉士国家試験対策講義)

  • レポートも思うように進んでいないなかでの受講でしたが,今後の自分の方向性が修正できたように思います。今年は無理と思っていたのですが,「あきらめず」進んでいこうと思えた内容でした。
  • 分厚いワークブックを購入してはみたものの,どこからどう手を付けていいやら,途方に暮れていましたが,今回の講義で受験勉強の道筋が見えてきたような気がします。

●児童青年心理学

  • 「自分とは何者か」の答えとは,獲得しては崩され,また築き上げるというプロセスを何度も経験しながら,生涯を通して考え続けられていくもの,とあり,共感しました。悩み?苦しみに向かい合ったときがそのチャンスと考え,大いに悩み成長していきたいと思いました。
  • 3日間通して大変有意義な勉強ができました。フリーターの話からキャリア教育について考えさせられたり,人の問題行動には個人だけでなく,環境も考えて対処しなければならないことなど,興味深かったです。

●心理アセスメント

  • アセスメントについて理解することができてよかった。カウンセリングに関わっているときに,今回の内容を知っていれば!!と思うことが沢山ありました。今後,カウンセリングの仕事に復帰したときは,大変役に立つ,ぜひ活かさなければならないことばかりでした。
  • 相対的なものの見方の必要性が強く印象に残りました。自分の持っている人間観について,もう一度考えてみることは,面接者として澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】かもしれないと思いました。

●特講?福祉心理学5(自分さがしの心理学)

  • 自分が日頃思っている自分と周りの人が感じている自分が大きく違っていたことを改めて実感できた。自分の思い込みでマイナス面だけが強調され,自分自身を卑下することもあったが,もっと肯定的に見て,自分らしく生きていこうと思うことができるようになった。
  • 自分を振り返ることが入学の目的であったので,とても興味深く聞くことができた。自分の知らない自分を少し知ることができた。
  • 自分の特徴を知ることで,他人とどう調和して関わったらいいのかわかった気がした。
  • わかっていたつもりでも,わからないことがありました。日常にない“気づき”の機会をいただきました。動きの多い内容で教室の雰囲気が明るくなり,快い授業でした。

●産業心理学

  • 職場でリスクマネージャーをしているので,人間工学的な考えが参考になった。環境条件より人間関係がより澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】であるというホーソン研究は納得できた。
  • 心理テストで実際の行動予測はできないという,適性検査の問題点に関して考えさせられた。
  • 産業心理という自分の概念が変わりました。統計であり,ものの捉え方であり,いろいろな考え方があるということを感じました。

●障害者(児)教育実習の事前?事後指導

  • 一緒に受講した皆さんとの交流の中で,それぞれの方の教育者としての姿勢や視点などを聞くことができ,自分にとってとても良い刺激となり勉強になりました。
  • 同じ映像を2度見ることで,深く考えることができた。討議をすることで考えを深めることができた。

●(軽度)発達障害教育総論

  • 軽度の発達障害は見落とされやすい部分もあり,早期の発見と支援が大切であると感じました。また,教師はわかりやすい,楽しい授業づくりを行うための努力が非常に大切であると思います。先生がおっしゃられた通り,さまざまな障害をその一人ひとりの個性と捉えて,皆で力を合わせて助け合えるようになれたらいいと思いました。
  • 自閉症といっても,その人によって様々な特徴があり,軽度だからといって,重度の人よりも抱える問題が大変でないかというとそうでもないことを知り,様々な悩み,苦しみを,その子なりに抱えているということが印象に残りました。

●心理療法

  • 人の心の奥を深く知ることにいろいろなカウンセリングを通して試みることを知ったが,それでも「果たしてどこまでわかるのか?本当に正しいのだろうか?」との思いが残る。カウンセラーの難しさを痛感した。
  • ワークの授業で,カウンセリングの難しさ,人に伝えることの難しさをすごく感じた。
  • ロジャースのビデオから,「面接者のクライアントへの受容的態度と共感的理解という基本姿勢」と「クライアントの自己の問題意識の引き出し方」など,興味深く,多くの気づきを与えてくれる内容であった。

●科学的な見方?考え方

  • 「科学的である」ことについて,自分の常識を入れずに客観的に納得できるデータを示すことなど理解することができた。
  • 人へ意見するには,説得力のあるデータが必要。
  • 話す力をつくる7つのポイントで,自分のメディア力を高めるという点に共感。
  • 今まで直感で生きてきたので,科学的な分析という点にアレルギーを感じていました。でも,「自分の興味のある分野を調べることって実は楽しいかも?」と思いました。知識は授けられるだけでなく,自分から獲得するのもアリなんだ,とつくづく感じました。
  • 今回の講義を聞いて,文章の組み立て方を少しでも理解することができました。接続詞の使い方など意味があることがわかり,面倒がらずに使いたいと思います。
  • レポート提出について,書き方などが不安だったため,手を出せずにいましたが,この講義を受けて,霧が晴れた思いでした。今まで提出せずにいたレポートも,少しでも科学的な視点から取り組もうと思いました。

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