感性福祉研究所

感性福祉研究所の主な研究設備

fMRI(3テスラ)

MAGNETOM Skyra fit
MAGNETOM Skyra fit
当研究所では、1999年より機能的磁気共鳴画像(functional magnetic resonance imaging : fMRI)を 用いて、脳機能と感性の相関に関する研究に取り組んできました。

2009年に磁場強度が2倍でボア径 (計測空間の直径)が90cmのMRI装置(3テスラ) に更新し、研究を発展させるとともに、3倍の空間分解能、60倍の時間分解能のfMRI 計測法の開発にも取組んでおり、その成果は国際的な学会で公表され世界に発信されています。

研究には、fMRIの礎となるBOLD効果を1990年に発表した本学特別栄誉教授 小川誠二先生が参加しています。BOLD効果を用いたfMRIの研究は非侵襲的な方法であり、今日の脳機能に関する様々な研究の発展に大きな貢献をしています。

動作解析室

身体運動の力学的?三次元動作解析を行うために、8台の赤外線カメラを装備した三次元動作解析装置と、4枚の床反力計から構成される身体運動計測システムが、設置されています。

機能的近赤外線分光装置(fNIRS)

 fNIRSは、非侵襲的、低拘束性で、被験者は椅子に着座するなど日常生活と変わらない自然な姿勢のままで、血中ヘモグロビン値等を測定することで、前頭前野の血流動態を測定することができます。
これまでに、諸条件下において被験者が音声言語を表出している間の脳機能測定を行って、脳の賦活部位を特定する研究等を行っています。
また、ADHDをはじめとする発達障害のある子どもを対象とした、fNIRSを用いた脳機能計測の研究のほか、乳幼児のコミュニケーション発達、言語獲得、社会的認知機能発達などの様々な認知機能の発達解明に活用されることが期待されています。

人工気候室

温度?湿度?照度を精密に設定して人工的に気候環境をつくりだします。快適な寝具開発や睡眠時の体調管理など睡眠環境に関する研究に応用されています。

この記事に関するお問い合わせ

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