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【学生インタビュー】第18回学内懸賞論文 最優秀賞受賞 山本顕信さん

2018年度第18回学内懸賞論文B部門で最優秀賞を受賞した山本顕信さん(社会福祉4年)は、2年連続の応募でした。3年次は佳作、4年次は4年間の集大成と満を持しての論文でした。一体、どんな学生生活を過ごしてきたのか、本人に話を伺いました。


ーー4年間をどう過ごし、また、論文に込めた思いは何か?

高校時代から大学は実践学習ができる、まさに“行学一如”の場だと思っていました。山口県から来て、初めての一人暮らしをしました。入学時から実学臨床教育を履修し、介護福祉課程で学びました。

1年次に200時間、2年次に180時間、大学の関連施設「せんだんの館」で実習を行いました。1、2年次は大学から施設を紹介され、介護中心でしたが、3年次は自分で実習先を選ぶため、どこにしようかと考えました。

実家がお寺であり、所属する仏教専修科の先生に相談したところ、臨床宗教師という専門職があることを紹介されました。名取市にがん患者を受け入れて、在宅医療を行う医院があることを知り、3年次から月1回、家族会の集まりに参加しました。

介護の実習は2回、8月と、2月から3月にかけて、いずれも4週間ずつありました。初めて応募した懸賞論文のテーマは「実学臨床教育を通して考えたこと」で、佳作をいただきました。

4年次には、社会福祉士の資格も取るため仙台市内の特別養護老人ホームで4週間の実習を行いました。

今回の論文には、入学時から学んできた高齢者福祉と3年次から臨床宗教師の学びを通して痛感した地域福祉の大切さを書きました。私は将来、お寺の住職になるので、将来のビジョンになるように、実学と絡めて自分で考えたことや、その思いを論文に込めました。


ーー工夫、苦労したことは何か?

図書館での文献探しです。宗教をベースにしたものですが、思いの外多く、朝から晩までとにかく読みました。


ーー卒業後は?

3月6日に福井県にある大本山永平寺に1年間、修行に出ます。その後は、地域福祉に携わりたいので、お寺と施設で働きたいと思います。


—ー最後に後輩にメッセージを。

大学はただ講義を聴くだけではなく、自分で考えて行動する学びの場だと思います。サークルやボランティアと、それぞれが取り組む中で、気づいたこと、感じたことを講義と結びつけて、次の機会に実践することができれば充実した学びができるのではないでしょうか。私は将来、住職として、福祉の担い手として地域の役に立ちたいと思います。ともに頑張りましょう。


【取材後記】
2年連続応募の山本さんは、本学の建学の精神“行学一如”を絵に描いたように、見事に具現化していると感心させられました。大学に入る前から、それができる場所が大学だと思っていたというから正直、驚きました。1年次から実学臨床教育に携わり、人一倍現場を体験し、自ら考えたことを学問と突き合わせてきた姿勢は、論文はもとより、インタビューでも言葉の端々から垣間見えました。4年間欠かさず朝のお勤め(朝課)を継続した精神力といい、今後の成長が楽しみです。

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