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第4回石巻市創業ビジネスグランプリ学生の部で最優秀賞を受賞しました/東北福祉大ナマコ研究会

全国応募の「第4回石巻市創業ビジネスグランプリ」の表彰式が1月27日、石巻市かわまち交流センターで開催され、学生の部?大学生で東北福祉大ナマコ研究会が見事、最優秀賞を受賞しました。応募締め切りは昨年11月末日で、大学の部には全国から8件が寄せられました。
書類審査の結果、最優秀賞1件、優秀賞2件が選ばれ、最優秀賞の本学には表彰状と副賞として賞金30万円が贈られました。

開催趣旨は、石巻市の資源を生かし、地域の発展に資するビジネスプランを全国から募集し、市内での創業を促すこと。また、次世代を担う学生から地域活性化につながるビジネスアイデアを募り、起業家意識を持った人材を発掘することにあり、一般部門と学生部門の両部門に分かれます。

本学総合マネジメント学部の澁谷長生教授のゼミ生から成るナマコ研究会のテーマは「石巻市内漁港での日本初ナマコ養殖による水産業活性化を目指す」でした。

表彰式後に行われたプレゼンテーションでは、代表の吉田椿さん(情報福祉マネジメント学科4年)と佐藤弥さん(産業福祉マネジメント学科2年)が登壇しました。亀山紘市長ら約50人の聴衆を前に「私たちは石巻市へ、市内漁港を活用したナマコ養殖を提案します。エアフェンスブロックという本学と弘前大学で共同研究中の養殖方式で、安全性が高く、低コストの養殖が可能になり、漁港の有効利用にもつながります」と、図や写真のデータを示しながら分かりやすく説明しました。

貴重な経験をした吉田さんは「石巻出身で日本初のナマコの養殖にこれからもかかわりたい」と話せば、佐藤さんは「この経験はいつか生かされる。今は目の前のことを一生懸命にやりたい」。応援に駆けつけた鈴木淳子さん(産業福祉マネジメント学科3年)は「受賞を機に私もゼミで活躍する」と刺激を受けていました。見守った澁谷教授は「時間内にまとまるか冷や冷やでしたが、石巻市の水産全体にも触れていて、よかったのでは」と目を細めました。

発表後の講評で、審査委員長を務めた高畑哲平氏(KDDIウェブコミュニケーシヨンズ代表取締役副社長)から「(ナマコの養殖は)全国でも稀有で、ぜひ実現してほしい」と激励の言葉が贈られました。また、亀山市長は「(大震災からの)復興は道半ばであり、提案されたプランを実現したい。事業化に取り組んでいきたい」と期待を込めて話しました。

なお、受賞者は認定創業支援事業者(金融機関、経済団体、NPO、産業支援機関等)から創業に向けたサポートと創業後のフォローアップが受けられるとあり、今後の展開が注目されます。

栄えある受賞に2月6日、ゼミ生一同が学長室を訪れ、大谷哲夫学長に報告。「すごいね。大したもの。ぜひ実現してください」と激励のことばを受けました。

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