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小川誠二特任教授に内閣総理大臣賞/第2回日本医療研究開発大賞
感性福祉研究所?小川誠二特任教授が、第2回日本医療研究開発大賞の内閣総理大臣賞を受賞しました。12月27日に東京?千代田区の首相官邸で行われた表彰式に出席し、安倍晋三首相から表彰状を授与されました。
日本医療研究開発大賞の内閣総理大臣賞は「極めて顕著な功績があったと認められる事例」で、この表彰における最も大きな賞です。表彰式では、最初に安倍首相から「研究は、優れた成果を出せば全人類への普遍的な貢献につながる、大変に意義深い世界。今後も独創的な研究を期待しています」と受賞者にお祝いの言葉が述べられました。間もなく表彰となり、小川特任教授は安倍首相から表彰状と記念盾を授与されました。
受賞事由は「機能的MRIの開発」。MRI画像信号が血液中の脱酸素ヘモグロビンの量によって変わることを発見、BOLD効果と名付けたこの効果を利用した機能的MRI(fMRI)の実用化により、脳の機能を非侵襲的に画像化することを可能にしました。この成果により、1990年半ばから脳科学や心理学などにおいて活発な研究と議論がなされ「脳の10年」と呼ばれる時代をもたらしました。小川特任教授は2008年に本学着任後、翌09年から毎年ノーベル賞候補に名を連ねています。
fMRIはまた、約10年前からアルツハイマー病や自閉症の研究など、脳疾患診断にも応用されるようになりました。今後はAI、医療、教育などの分野への応用が進む見込みもあり、高磁場MRI装置を利用してのさらなる脳機能活動の解明も期待されています。
小川誠二特任教授のメッセージ「この度、大賞受賞という栄誉を賜り、この上ない幸せを感じます。小さな科学の基礎研究で出逢った現象が、脳科学研究の場を大きく広げるのに役立ちました。神経?認知科学分野のみならず、現在では、個人の能力?適性、加齢、種々の精神疾患の程度を、対応する脳ネットワークが示す変化として捉えることで、ヒトの特性を脳表現で理解しようとしています。医療分野での応用は多方面に及び、広範囲で研究者が参画し、開発?実用への開花がますます期待されます」
受賞事由は「機能的MRIの開発」。MRI画像信号が血液中の脱酸素ヘモグロビンの量によって変わることを発見、BOLD効果と名付けたこの効果を利用した機能的MRI(fMRI)の実用化により、脳の機能を非侵襲的に画像化することを可能にしました。この成果により、1990年半ばから脳科学や心理学などにおいて活発な研究と議論がなされ「脳の10年」と呼ばれる時代をもたらしました。小川特任教授は2008年に本学着任後、翌09年から毎年ノーベル賞候補に名を連ねています。
fMRIはまた、約10年前からアルツハイマー病や自閉症の研究など、脳疾患診断にも応用されるようになりました。今後はAI、医療、教育などの分野への応用が進む見込みもあり、高磁場MRI装置を利用してのさらなる脳機能活動の解明も期待されています。
小川誠二特任教授のメッセージ「この度、大賞受賞という栄誉を賜り、この上ない幸せを感じます。小さな科学の基礎研究で出逢った現象が、脳科学研究の場を大きく広げるのに役立ちました。神経?認知科学分野のみならず、現在では、個人の能力?適性、加齢、種々の精神疾患の程度を、対応する脳ネットワークが示す変化として捉えることで、ヒトの特性を脳表現で理解しようとしています。医療分野での応用は多方面に及び、広範囲で研究者が参画し、開発?実用への開花がますます期待されます」