本学産業福祉マネジメント学科の学生と、白石きぼう学園（白石市立白石南小学校?白石南中学校）の児童生徒が、白石和紙を活用して共同制作した作品展「交流事業成果展」を1月22日、白石市中町の壽丸屋敷で開幕しました。成果展は26日まで。入場は午前10時～午後4時、無料。

昨年12月末に学生18人が同学園を訪れ、児童生徒25人と白石和紙で幅105㎝、丈の長さ100㎝ほどの折り紙ジャケットを３着制作しました。出来上がった現代アート作品（ジャケット）に、関係者が将来の夢や目標など、さまざまなメッセージを寄せ書きしました。

本作品展は、白石市と本学の「地域共生社会の実現に向けた包括連携に関する協定」の交流事業の一環として開催しました。会場には、企画監修の今野裕結氏が作成した制作過程の動画も放映しています。

＜開会式＞

開会式では、産業福祉マネジメント学科の森明人准教授が白石市との交流事業について、また、監修した本学特別講師の今野裕結氏が企画主旨を説明しました。その後、主催者である白石市の山田裕一市長から「本展は、本市の宝物である白石和紙を活用した事業交流の成果展。様々な交流、活動の楽しみも多くの皆様にご覧いただきたい」と、挨拶がありました。続いて、本学の千葉公慈学長が「これからも白石市ときぼう学園と変わらね絆で、希望のある平和な世界を少しずつ作っていきたい」と、お祝いの言葉を述べました。

セレモニーには、今野裕結氏のほか、白石市教育委員会の半沢芳典教育長や白石きぼう学園の我妻聡美校長、本学からは総合マネジメント学部長の大内誠教授、大城泰造准教授、野呂拓生准教授、工藤健一准教授、荒井壮一准教授が出席し、創作活動に携わった同学園の児童生徒や本学学生らも参加しました。

学生のコメント：ジャケットとしてみんなの思いを込めるて、形として残すことができたので、いろんな人に「白石和紙」を伝えていけたらと思いました。白石きぼう学園の子供たちと楽しみながらこの活動をできたし、学びを得ることができた。
今後もさまざまなフィールドワークに進んで参加して、地域ごとの文化や歴史に触れながら学んでいきたい。  （産業福祉マネジメント学科1年）

「書くもの」として使っていた白石和紙を「着るもの」としてアレンジできたことがよかった。このイベントをきっかけに白石和紙を広めていけたらいいなと思う。（産業福祉マネジメント学科1年）

白石きぼう学園の子供たちと楽しみながら「白石和紙」について学ぶことができた。これをきっかけにさまざまな人に広めていきたい。（産業福祉マネジメント学科1年）

学校と伝統が結びつく瞬間が素晴らしいと感じた。これからも発展していってほしいと思う。（産業福祉マネジメント学科1年）

 ■映像製作 / プロデュース / ナレーション : 今野裕結氏