2024/10/21 実学臨床教育推進室 社会福祉学科 福祉心理学科 福祉行政学科
【実学臨床教育Ⅰ】パネルディスカッション:『リアルな福祉現場を語る ~ミライの福祉を担う学生(後輩)へのメッセージ~』を開催しました
10月16日(水) 実学臨床教育Ⅰ(1年生)の授業「福祉に関わる仕事の理解」の一環で、大学の関連法人福祉施設に勤務なさっている職員の方に教室に来ていただき、科目担当教員髙橋誠一先生のコーディネートの下、座談会形式でお話を伺いました。
【先輩からのメッセージ】ひとりじゃない、ひとりじゃできない!コミュニケーション力?チーム力?相談力を蓄えよう!!
《パネリスト》
?佐藤 明穂さん :放課後等デイサービス 国見ケ丘の家
(児童指導員 入職1年目)
?鈴木 克典さん :特別養護老人ホーム せんだんの里
(介護職員 入職2年目)
?前沢 陽介さん :特別養護老人ホーム せんだんの館
(生活相談員?介護員 入職15年目)
?朱 園園さん :介護老人保健施設 せんだんの丘
(介護職員 入職5年目)
今回は種別や職種、経験年数も様々な4名の方々にお越しいただきました。
佐藤さんは今年の春に本学を卒業したばかりの入職7か月の新人職員、鈴木さんは昨年本学を卒業したばかりでやっと慣れてきた2年目、前沢さんは社会福祉協議会や株式会社のデイサービスの相談員や地域包括支援センターなどで経験豊かな達人、朱さんは6年前に中国から日本へ来て介護職に就いて5年目。
日本では介護人員不足の問題解決のために「多様な働き方」を進め多様な人材確保を狙っています。外国人介護職員の雇用は当たり前になってきていますが、その当事者にご登壇いただくことができました。
それぞれの立場や仕事の中での「リアル」をお話いただきました。
《内容》
1.自己紹介、現在の仕事について
2.仕事の楽しさ、やりがいについて
3.仕事の中で、意識的に取り組んでいること
4.学生に向けて、アドバイスやメッセージ
パネリストの皆さんは、120名を超える学生の前で話をするということに大変緊張なさっていましたが、髙橋誠一先生の柔らかい語り口調で笑顔が引き出され、ざっくばらんな雰囲気で本音トークをしてくださいました。
正味80分間のパネルディスカッションではありましたが、「もっとお話を聞きたい」という声が多くあがっていました。ご協力頂いたパネリストの皆様、派遣してくださった施設の皆様に感謝申し上げます。
?学生の感想より? ※抜粋
?今回の講話で将来に対する不安を少し減らすことができました。
?福祉の仕事は一人でするのではなく、失敗と成功?悩みなどを伝え合えるチームがいてこそ成り立つのだと学ぶことができました。
?利用者さんの成長や自立、感謝の言葉などが仕事のやりがい?生きがいになっているということが分かりました。
?福祉関係の仕事には、相手に寄り添う力や課題点に目を向け解決に導いていく力、それを達成するまでの忍耐力など、様々な力が必要不可欠であると思いました。
?働かれている職場、細かい職種は違いますが、やりがいや悩まれているお話を聞いて、人と接する仕事の喜び、悩みが共通していると感じました。
?大学生活でたくさんの人とコミュニケーションを取ることや、いろんな経験を積むことが大切だと教えていただきました。
?児童指導や介護の仕事は、一方通行のサービスというより双方向のコミュニケーションであるからこその苦悩や喜びがあるということがよくわかりました。
?福祉の仕事に改めて魅力を感じることができました。人の人生と向き合う責任のある仕事であることを念頭に置いて、これからも学びを大切にしていきたいです。
?マイナスのイメージもあったけれど、そのマイナスな部分さえも楽しんで働いている様子が見れたので、大変さや難しさもあるけれど、楽しいというプラスなイメージを知ることができたので良かったです。
?介護をすると言ってもそれまでに大切な過程がたくさんあることが分かりました。「職員と利用者」の前に「人と人」という関係が大切であると感じました。
?外国の方だからこその悩みなどを聞くことができて新鮮でした。日本で働いている率直な意見は興味深く、もっと様々なことを知りたいと思いました。
?時間が過ぎるのがあっという間で、もう少したくさんお話を聞きたかったです。
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