最初に、客員教授である森下千里氏に特別講演をいただきました。森下氏から「インターネット社会となり、情報が沢山溢れている社会だからこそ、どの言葉を信じるか、どの言葉を自分から発するか瞬時に判断しなければいけない世の中になっている。その中で、人と対面して接する温かさを大事にし、これから様々なプレッシャーや、挫けそうなときに、ここにいる仲間で支え合えるようになってもらいたい。皆さんの活躍を楽しみに待っている人が沢山いて、その活躍がみんなに勇気を与える。挑戦する気持ちを忘れないで欲しい」と学生たちを激励しました。

学生支援センター長兼体育会会長の渡部純夫教授から「体育会の歴史は50年を越えている。先輩方は輝かしい実績を上げて歴史を作ってきた。これからは皆さんが伝統を引き継ぎながら、これからの体育会を作っていく役割を自覚して欲しい。日々の生活の中で、技術力だけを身につけるのではなく、自覚と責任を持ち、人間としての豊かさを身につけて、日常生活の振る舞い、行い、考え方が一流アスリートとして大事なことになってくる。そして、ここにいる体育会の仲間、他団体をリスペクトし応援し合えるようにしよう」と歓迎の言葉と競技者の心構えを伝えました。

体育会名誉会長の千葉公慈学長からは、歓迎のお言葉と本学の建学の精神?教育の理念にある【自利?利他円満】について「自利とは自分の幸せを指し、スポーツでいえば最後まで勝ちにこだわり栄冠を掴み取ったときの喜びで、利他は周りの人の幸せや喜びに繋がる意味がある。最後まで勝利を掴み取るという願いを持ってほしい。そして、スポーツは人を成長させてくれる。勝ったときには自信という心を培い、負けた時には悔しさという魂を強くする力がある」と話されました。

続いて、常任幹事会の安田朋夏幹事長（福祉心理3年）が、「みなさんを仲間としてお迎えできて嬉しく思います。来年、本学は開校150周年を迎えます。今ある伝統を新たな功績で共に作り上げていきましょう」と歓迎のあいさつ。最後に各部の新入生200名が紹介されたのち、代表としてソフトボール部の北村優有さん（社会福祉1年）が「これまで諸先輩方が築き上げてきた伝統があります。この伝統とは、競技において実績を残すこと以上に、文武の両立、学内での振る舞等一学生として本学学生の模範になることにあります。私たちも、これから諸先輩方が築き上げた伝統に恥じない活動をしてまいります」と力強い誓いの言葉を述べ、総勢695名となった全会員で校歌を歌い士気を高めました。