2018/08/10 生涯学習支援室

歴史講座 仙台藩と戊辰戦争150年 第4回「奥羽戦争の展開~仙台藩国境の戦い」を開講

本講座は本学と河北新報社、一般社団法人心のふるさと創生会議の共催によるもので、月1回のペースで12月15日まで全8回行われます。

第4回目の講座は8月10日、仙台郷土研究会の木村紀夫さんによる「奥羽戦争の展開~仙台藩国境の戦い」と題して、郷土史の重鎮に再登壇ねがいました。

はじめに、「仙台藩は賊軍に非ず」と喝破されました。戊辰戦争勃発の理由、会津藩が朝敵にされたわけ、奥羽戦争を防げなかったのは何故か、といった問題提起は導入部から引き込まれる話題です。奥羽越列藩同盟の諸藩のなかで、最大兵力をほこった仙台藩は、藩境(国境)から周辺の同盟藩に派兵し、多くの殉難者をだしました。駒ヶ嶺戦争、旗巻峠戦争、筆甫戦争、秋田戦争、さらには箱館戦争における仙台脱藩隊「額兵隊」や「見国隊」の奮戦と、粛々と語られました。そして、明治の先人らによる郷土の復興へと、郷土愛を昂揚させられるような、興味深いご講話でした。

受講者の感想
「歴史の中の本音、闇、光など、大変良く勉強になりました」
「普通の歴史書には載っていない東北に於ける戊辰戦争の実態を地道な資料と分析で詳しく話して頂き、興味深く拝聴しました」
                  
第5回目は9月14日(金)「岩出山伊達家の戊辰戦争と北海道移住」と題して、東北大学東北アジア研究センターの友田昌宏さんにご登壇いただきます。

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