5月10日、24日、6月7日、28日、7月12日の5回にわたって、ステーションキャンパスで本学大学院教育研究科長の岡田清一教授による「頼朝の挙兵と平泉藤原氏－『吾妻鏡』を読む－」を開講しました。

武家政権は、京都六波羅の平清盛政権、奥州平泉の藤原氏を土台にして、源頼朝が鎌倉に幕府を開いて確立しました。しかし、その道のりは平坦ではなく、結果を見通したうえでの行動ではありませんでした。頼朝が幕府を開くことができたのは、頼朝に従う武士への気遣いと、かれ自身の政治的努力の賜物でした。『吾妻鏡』の記述を丁寧に読みながら、頼朝成功の背景について解説されました。

　
受講者の感想
「理解しやすく良い学習となりました。先生のお人柄が、講座をより楽しく受講することが出来ました。」

「漢文は読みなれていなので難しかったですが、前から吾妻鏡を読みたいと思っていたので、興味深かったです。新しいことがわかるのが嬉しいです。」

「日本史の中で“吾妻鏡”を知っていましたが、本文に接するのは初めてでした。大変丁寧にご講義いただきました。50数年ぶりに漢文に接しました。満足です。後期に予定されているとのこと、よかった！」