2021/11/25 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

11月26日(金)5限の教育実習(幼?小)の事前事後指導は、「5歳児の生活と保育者の役割」と題しまして、前回に引き続き山﨑敦子先生より対面形式で映像演習が行われました。

本日の講義内容は、以下の様になっております。
1,動画を見る(【場面1】登園~制作活動)
※配布資料に動画を見て気付いた事を書き出す
※途中、制作活動(「魔女のとんがり帽子を作ってみる」)
2,動画を見る(【場面2】食事準備~降園)
※配布資料に動画を見て気付いたことを書き出す

□動画提供元□
保育園:社会福祉法人檸檬会 レイモンド保育園(東京都)
園児、職員の人数:園児34人保育士3名
撮影時期:2020年10月
 
1,動画を見る(【場面1】登園~制作活動)
【場面1】の動画は①登園から制作活動前までの動画と、②制作活動中の動画というように前半と後半に分けて動画を見ました。そして、学生たちは前回と同様に配布資料に気付きを記入しながら動画を視聴し、①と②の間では、子どもたちが動画内で制作すると言っていた「魔女のとんがり帽子」を実際に作ってみました。
以降は、私自身の気付きをいくつか抜粋し、ご紹介させていただきます。

<配布資料内容>
①子どもの姿
?笑顔で保護者と別れ、保育者と明るく挨拶を交わしている
?荷物を自分で片付け、自由遊び(折り紙、UNOなど)をする
?当番であることを確認し、当番活動を責任を持って行っている

②保育者の子どもに対する関わり?役割
?朝登園してきた子どもに明るく笑顔で挨拶をして、迎え入れる
?遊びの観察をしながら子どもとの会話を楽しむ
?制作活動では、「どうやったらとんがりできる?」、「どうやったら帽子になる?」など子ども自身が考え、子どもが主体的に制作活動へ参加できるよう工夫している

③環境構成
?様々な場所で色々な遊び(折り紙、ラキュー(※1)、UNOなど)を展開している
?金魚や植物など生命や自然に身近に触れられる環境を作っている
?赤や青、黄色のテープで「座る範囲」、「並ぶ場所」など示していて、否定?禁止用語(※2)をできるだけ使わなくてすむような環境を整えている
(※1)ラキュー:平べったく小さな組み立てブロックのこと
(※2)否定?禁止用語:「~しないよ」、「~してはだめ」など
 
2,動画を見る(【場面2】食事準備~降園)
ここでも、5歳児の食事準備から降園する部分の動画を3つの視点に着目し、自分の気付きを配布資料に書き出しながら視聴しました。
以降、私自身の気付きをいくつか抜粋し、ご紹介いたします。


①子どもの姿
?おしぼり、台拭きの準備、机の消毒は当番が行なう
?ご飯やみそ汁は、子ども自身が量を決める
?午睡では体の成長に伴い、午睡をしていない子どももいる

②保育者の子どもに対する関わり?役割
?担任保育者以外が、机を出したり、食事の配膳準備をしたりする
?午睡中は他クラスの担任と情報交換をする
?迎えに来た保護者に、子どもの様子を笑顔で伝える

③環境構成
?保育者は、子どもに本が見えるよう椅子に座って本を読む
?延長保育の際は、部屋を小さくして使用する

最後に、山﨑先生は「先週は0歳児であった分、今回の5歳児の姿を見て子どもの成長に驚いたんじゃないかと思います。5歳児さんは何でもできます。困っている人がいれば助ける姿が見られると思います。私自身も助けられた経験があります。」と5歳児の成長の素晴らしさについてお話して頂きました。

先週に引き続き、保育園の子どもたちの1日の姿を見ることができましたね。0歳児と5歳児では、保育者の介入のタイミングや頻度等が全く違うということにも気付いたのではないでしょうか。
私はこの2回の講義で、0歳児だから、5歳児だからと甘く見たり、過信したりしていてはいけないのだなとあらためて強く感じました。皆さんはどんな学びを得られたでしょうか。
本日学んだことも忘れずに、胸に刻んで日々保育を探究し続けられたいいですね。

記事担当:佐々木彩、末永あかり