2021/11/04 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

11月4日の5限に行われた保育実習指導Ⅰは、「保育専門職としての基礎理解Ⅳ」と題して、君島昌志先生より講義が行われました。また、今回はスクリーンで映像を見ての学習となり、学生は事前に配布されていたワークシートに記入をしながらの講義となりました。 
「児童養護施設の保育実践」 
◎児童養護施設:一宮学園(社会福祉法人児童愛護会)
?定員104名
?一般家庭とほぼ変わらない
→学校から帰宅した後は、屋外に遊びに行ったり、室内で課題に取り組んだりと自由な時間を作っている。(就寝前も同様に自由な時間を設けている)
?縦割り方式
(例)幼児?小学生/中高生で30分時間をずらして食事の時間を確保している。
※部活動やアルバイトの子どもは個別で対応
→生活スタイルや家庭環境が子どもにより異なることによるトラブルの発展を防ぐ
?できるだけ個別的な対応をとるように意識している
(例)お風呂の時間、シャンプーや食器類などの生活用品、趣味
?職員の方でできることは子どもたちにやってあげる(洗濯や食器洗いなど)
→やってもらって嬉しい?ありがたいという気持ちを感じてもらうことから始まり、そこから自分でやってみたいという気持ちを育てたいという意図

◎地域小規模養護施設:一宮学園(社会福祉法人児童愛護会)
?児童6名 幼児~高校生
?男性寮と女性寮は扉で仕切りがある
?ダイニングテーブルの座る席は指定されている
→子どもたちが安心して生活できるようにするため
?子どもたちの好きなこと(もの)や趣味を尊重
→学習机は好きなアイドルのポスターやCDが飾られていた
 
映像を見て感じたことは、できるだけ一般家庭の生活に近い生活が送れるよう職員の方々は様々な工夫をされていたように思います。また、“個別的”という言葉が映像の中で何度も出てきたこともあり、子どもそれぞれの状況や生活スタイルを十分に考慮した支援がなされていました。学生の皆さんは、今回の映像で気づいたことなどをまとめてみたり、それぞれの施設の特性についてもう一度確認したりしてみるのもいいですね!

記事担当:森麻尋、島貫莉花子