2021/10/28 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

10月28日、5限の保育実習指導Ⅰは保育実技研究Ⅳと題して、シアターの発表を対面講義で行いました。こちらは、4週にかけて実施される保育実技研究の最終週となります。

以下より、各ゼミごとの発表内容と発表後の学生の感想です。

1)利根川ゼミ
〇「あいうえおにぎり」 スケッチブックシアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 給食や遠足の前
?ポイント 食事の前に行うことで食育に繋げる。/楽しく元気に歌い声掛けを積極的に行う
〇「おおきなかぶ」 手袋シアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 絵本の読み聞かせの代替
?ポイント 開くタイミングに注意する
<感想>
?「あいうえおにぎり」の方は、子どもたちが楽しみながら考えることができるためいいと思う。「おおきなかぶ」はお話が展開されていく様子が視覚的に分かるのが面白いと思った
?どちらも丁寧に作られており長く使えそう。

2)和田ゼミ
〇「おばけマンション」 パネルシアター
?対象年齢 5~6歳
?実施場面 ハロウィン行事の導入
?ポイント 子どもがハロウィンと言うイベントを知り、一緒に参加できる参加型のシアターに仕上げた。
<感想>
?音楽を使用している点が楽しい雰囲気を作るのにとても有効であると感じた
3)高野ゼミ
〇「へんしんトンネル」 パネルシアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 保育の隙間時間など
?ポイント 言葉が徐々に変化していくのに合わせて話すスピードなどにも変化を持たせるようにする
〇「くいしんぼうおばけ」 エプロンシアター
?対象年齢 2~3歳
?実施場面 給食の前やハロウィン行事の導入
?ポイント 子どもたちの発言や積極性を尊重し、やりとりを楽しみながら実演する。
<感想>
?「へんしんトンネル」は言葉が変化していく様子が面白く感じた。「くいしんぼうおばけ」
は次の行事(芋掘り)へと繋がるような流れになっており、子どもたちが期待を持てるよ
う工夫されていた

4)山崎ゼミ
〇「どんぐりころころ」 手袋シアター?パネルシアター?スケッチブックシアター
?対象年齢 1歳~
?実施場面 遠足の前などの導入
?ポイント 楽しそうに表情を付けながら実施する
〇「おべんとうバス」 スケッチブックシアター?エプロンシアター
?対象年齢 1歳~
?実施場面 お弁当の日や遠足の前
?ポイント 野菜や食べ物に興味を持ち始める月齢に実施する。/おかずの中身を変えると何度でも使える
<感想>
?複数の種類のシアターを用意してありとても参考になった

5)君島ゼミ
〇「おばけが大変身!」 スケッチブックシアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 給食の前や注目を促したい時
?ポイント 様々な色を使用することで視覚的にも楽しめる/食べ物を通して季節を感じることができるようにするのに効果的である
<感想>
?お化けの色が変化することが楽しく世界観に入ることができた
?次は何色に変化するのかな?と期待感を持てる
6)河合ゼミ
〇「まほうのくすり」 パネルシアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 誕生日会や帰りの会?朝の会などの集団活動の前
?ポイント 子どもたちと一緒に楽しむことで楽しさを共有できるようにする
<感想>
?登場人物が特徴的で面白かった
?人物によって声色を変えたりと子どもたちが楽しめる要素が盛り込まれていた

7)青木ゼミ
〇「はみがきシアター」 ホワイトボードシアター
?対象年齢 3歳~
?実施場面 歯磨き前
?ポイント 歌を一緒に歌える内容になっているため、歯磨きへの関心を促しやすい
<感想>
?登場人物が印象的で記憶に残りやすそう
?保育者が一生懸命であったこともあり、歯磨きを頑張ろうという気持ちになる

最後に先生方よりご講評をいただきました。
〇山崎敦子先生
?教材を作るという段階からの準備で時間もかかり、大変な作業であったと思う。ただ、
一度完成すると長い期間使用できるもので、子どもにとっては特別感のあるもの。
?子どもの反応を感じやすいため、保育の場面の方がやりやすさを感じることができると
思う
?教材の幅が広がったのではないか。子どもの心を掴めるように今後に生かしていけたらいいと思う

〇平川昌宏先生
?楽しめた。実習でも子どもたちを楽しませることができたらと思う
?度胸がある!今度は子どもたちが楽しんでいる姿を見て、学生の皆さん自身も楽しめる
ようになるとさらによい作品になっていくように感じた

慣れない中での準備と発表だったことと思いますが、1つの歌で複数個のシアターを準備しているグループがあったり、キャラクターが個性的であったりと印象に残る発表が多くありました。特にシアターやペープサートは一度作ると長く使えるものが多く、きっと実習にも活用できるものが残せたのではないでしょうか?2年生の皆さん、4週にわたる発表大変お疲れさまでした!

記事作成:森麻尋、島貫莉花子