2020/11/12 保育士?幼稚園課程
保育実習指導Ⅰ
11月12日の保育実習指導Ⅰでは、先週に引き続き三法令改定の三歳以上児について4年生のミシュランプロジェクトの方から講義をしていただきました。先週の講義の確認テストを行い、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)を中心に改定の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】ポイントについて学びました。
三法令改定の幼児教育に新しい視点が導入されたことは、
①資質?能力の3つの柱
②幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)
③アクティブ?ラーニング
この3点について学びを深めていきました。
まず、資質?能力の3つの柱の具体的な実践例として、積み木遊びの際に「これは四角、これは三角」など名前を知っていることや、それらを積み上げられるというスキルは、『知識?技能の基礎』にあてはまります。また「もっと高く積むにはどうしたら?」と考えることは、『思考力?判断力?表現力の基礎』にあてはまり、積み木が大好きになり、頑張って工夫すればいいものができるという信念を身につけるなどで心の構えを『学びに向かう力、人間性等』に当てはまります。そのため、それらに結び付く保育者の環境構成や働きかけが必要になります。
次に、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)は、
1. 健康な心と体
2. 自立心
3. 協同性
4. 道徳性?規範意識の芽生え
5. 社会生活との関わり
6. 思考力の芽生え
7. 自然との関わり?生命尊重
8. 数量や図形、標識や文字などへの関心?感覚
9. 言葉による伝え合い
10. 豊かな感性と表現
これらを具体的な実践例では、お店屋さんごっこで、店員やお客さん等の役割をもって遊びを楽しむ様子や友達の気持ちに共感する姿、もっと本物らしくと考える様子などが10の姿があることを学びました。
そして、③アクティブ?ラーニングという主体的?対話的で深い学びは「環境を通して行う保育」「遊びを通して学ぶ」という保育の本質を表す中核となるため、保育の質が高いか低いかは、アクティブ?ラーニングが日常の保育場面で実践できているかで見極められるのです。
今回の講義を踏まえて、3つの資質?能力は、5領域の保育内容を通して育てようとしている根幹の部分になること、10の姿は、こうなるべき姿という到達目標ではなく、このように育ってほしいという方向目標の姿であることということを学ぶことができました。そしてこれらの実現に向けて欠かせないカリキュラムマネジメントで、指導計画→実践→評価→改善を日々繰り返して保育の質の向上を目指していくことが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】となります。そのような保育者になれるよう頑張っていきましょう!
記事担当:成田有依