2020/10/08 保育士?幼稚園課程
保育実習指導Ⅰ
10月8日(木)の保育実習指導Ⅰでは、前回に引き続き「保育実技研究Ⅳ」の実技発表会が行われました。各ゼミのグループが実践として想定される場面を説明し、対象年齢やポイントについて話しながら、絵本や紙芝居の発表が進められました。
例年とは違い、オンラインでの発表でしたが、グループで役割分担をしてそれぞれが事前に準備やリハーサルをすることでスムーズに発表が行われました。ここで絵本の発表の一部を紹介していきます。
①河合ゼミ:「おおきくなったら」
②山﨑ゼミ:「ばばばあちゃんのやきいもたいかい」「どんぐり」
③高野ゼミ:「ずーっとずっとだいすきだよ」
④青木ゼミ:「もりのおふろ」「パパ、お月様とって」
⑤和田ゼミ:「ノンタンボールまてまてまて」
⑥君島ゼミ:「かっくんどうしてぼくだけしかくいの?」「きりかぶ」
⑦利根川ゼミ:「れいぞうこ」「しろくまちゃんのほっとけーき」
絵本の発表では、絵本の対象年齢や物語の概要、想定場面などを説明し、絵本についてのポイントやその絵本の選定理由などについて話していました。例えば、水遊び前や秋の行事などを想定していたり、ポイントとして命の大切さを知ることや、日頃から自分の気持ちを伝える大切さを知ること、自分や他児のいいところを見つけて自信につなげたりというようなことがありました。
学生たちの感想は、「子どもたちへの問いかけが多くて良かった」「絵本を動かしながらゆっくり話していて良かった」「リズムや五感の繰り返しが面白い」「メッセージ性がある」など、発表の仕方だけでなく絵本の選定理由などについても高評価がみられました。
絵本は様々な場面で使われるため、次の活動につながるものを選んだり、どのような狙いがあるかによって選んだりすることが大切であると感じました。また、ただ絵本を読むだけでなく、声色を変えたり、絵本に動きを入れたりしながら、声がけをして子どもたちとのやり取りをすることで子どもたちにとって楽しい時間になると感じました。
今回の発表から、私たちは、「子どもたちに何を伝えたいのか」を考え、子どもたちが楽しいと思えるような工夫をするために保育の学びを深めていくことが大切であると、発表を通して実感しました。
記事担当:成田有依