2020/10/22 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

10月22日(木)の保育実習指導Ⅰは、利根川智子先生による「幼稚園教育実習ガイダンス」が行われました。授業では、幼稚園教諭免許取得の意義や幼稚園課程の履修について利根川先生よりご教授いただきました。

まず初めに、保育士資格や幼稚園教員免許状とは何かを考えました。その後、その職種を目指すきっかけについて見つめ直し、4名ほどの学生が発表しました。
学生の発表内容は「中学生の職場体験で幼稚園に行き、先生の姿に憧れを抱いた」「自分自身が保育園児の際に、先生が大好きだった」などで、小さい頃の思い出が夢へのきっかけとなっていたケースが多くありました。

次に、小さい子どもと関わることのできる資格や職種は「保育士や幼稚園の先生」だけではないことを再確認しました。児童指導員、小児科の医師、ベビーシッター、体操のお兄さん、家庭裁判所調査官など、様々な方向からのアプローチがあると学び、学生にとって有意義な時間となりました。
しかしその中でも、子どもの成長を継続して見守ることのできる「保育士?幼稚園教諭」に魅力を感じている学生が多く、職種選びの軸がずれることはありませんでした。
利根川先生から、夢を叶えるための勉強について問われる場面もありました。学生からでた意見では「大学では専門性の高い授業が行われていて知識や技術の獲得ができる」「子どもと関わる職は多くあるが、子どもの専門職としての役割を担うべく勉強に励みたい」など、意欲や志向性が感じられる発言がみられました。

最後に、実習の意味についてお話がありました。
実習は、個人的な意義や資格を得るための必須条件という面もありますが、他者の協力なしには為し得ないものです。現場は子どもたちが生活をする場、職員の方々にとっては子ども達を育てる場であり、職場でもあります。そのため、安易な考えに基づく姿勢では現場にとって失礼にあたります。反対に、実習先での指導の手厚さは、自分の姿勢次第とも言えるのです。

また、実習生にとって実習とは学習の入り口に過ぎません。利根川先生は「学内で勉強したことをどれだけ受け止めて、実習に行けるかが大切である」とおっしゃっていました。
実習は学内での学びを基に実践の基礎を学び、現場を見て生まれた問は現場で答えを求めていくことが大切です。

実習先は、実習生の指導や指導計画案の添削など業務が増えるにも関わらず、実習生を受け入れてくださっています。そのため、真摯な態度で意欲を持って学ぶことが求められます。したがって、挨拶や言葉遣いなど基本的姿勢も意識して気をつけることが大切です。

今回の講義で、なぜ資格を取るのかという自分の意思や考えを再確認できたのではないでしょうか。
今回は「あなたの人生における取得が見込まれる資格や免許について」「実習における基本的態度や姿勢」の2点が宿題となりましたが、これによりさらに保育士資格や幼稚園教員免許状について深く考え直すことができそうです。

澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】保育士課程には保育者を心から目指している学生が多いので、意欲的な姿勢で有意義な実習になるように努めてほしいと思います。
 

記事担当:田中智沙