2020/09/24 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

9月24日(木曜日)の6限に行われた保育実習指導Ⅱは、Google Meetを利用し「施設実習の実際」と題しまして、種別ごとにグループに分かれて4年生と直接話すことができる授業でした。
まず初めに、全体会として15分程度、君島昌志先生から今回参加してくださった情報提供者10名(4年生)の紹介と、話し合いの進め方についてのお話がありました。

その後、あらかじめ分けられていた種別ごとのグループに分かれ、講義が終わるまで個別の話し合いが始まりました。

私の実習予定先である児童相談所一時保護所のグループディスカッションの内容をお話します。
グループディスカッションは、施設実習を控えている3年生が実習に対する不安や疑問を4年生へ質問し、それに答えていただくという質疑応答形式でした。私たちのグループでは、1時間の話し合いで、約24個の質問に答えていただきました。その中で、5つの質問と答えをご紹介します。

<一時保護所の質疑応答>
Q1 養護施設など他の施設との大きな違いはありますか?
→養護施設は子どもと触れ合う(抱っこしたり、頭をなでたりする)時間が多いと思うが、一時保護所では子どもとの身体接触が禁止であるために、直接的に触れ合うことができないこと。
また、子どもの違いとしても保育園等に通っている子どもとは違い、手がすぐに出てしまったり、言葉遣いが荒かったりする子どもが多かった。

Q2 保育園とは違った静かなイメージがあります。しかし、手袋シアターやパネルシアター等を披露する場面はありましたか?
→手袋シアターは作っていって、最初の方はポケットに入れて実習をしていたけれど実際に使える場面はなかった。その分、手遊びを披露できる場面があったため、手遊びをメインに覚えて行った。

Q3 実習前にしておいた方がいいことはありますか?
→施設実習の前に実習先についての課題が大学で出されたはずだから、その課題についてもう一度見返して復習してから実習に行った方がいいと思う。そのうえで、基本的な知識は覚えていた方がいい。また、幼児さんと関わることもあるだろうから、手遊びをいくつか覚えて行った方がいいかもしれない。

Q4 メモの取り方で工夫していたことはありますか?
→前半で、1日の流れをつかんで後半からは、前日にメモ帳に1日の流れを記入しておいて当日休憩時間に、いつもと違うことをしたときや気になった事、事例についてのメモを記入しておくようにした。

Q5 観察?参加実習の際どこに意識していましたか?
→基本的に自分の思っていることを言わない子どもたちの方が多いから、子ども達の表情をよく見るようにした。表情から読み取ろうとして行動していた。

今回の講義は、4年生の先輩方と直接お話ができる貴重な時間でした。10月初めから施設実習が始まる学生もいれば、施設実習に関して実習期間が未定あるいは次年度になっている学生もいるかと思います。どちらの学生にとっても、不安な状況が続いておりますが、本日の話し合いで、それぞれやらなければならないことを見つけられたのではないでしょうか。私自身は見つけることができました。

実習に行ける方もそうではない方も今できることは同じです。
実習に向けて共に頑張っていきましょう!

記事担当:佐々木彩