2020/08/06 保育士?幼稚園課程
保育実習指導Ⅱ
8月6日(木)6限に行われた保育実習指導Ⅱでは、青木一則先生からGoogleMeetを用いて「保育所実習オリエンテーションⅡ」と題した保育所実習に向けて諸注意?準備事項などの授業が行われました。
まず始めに、講義の内容に入る前に、実習園への事前訪問を既に行った学生に対し、どのような雰囲気だったか、またどのようなことが指示されたかをチャット機能を使用して情報提供してもらいました。提供された内容は、以下の通りです(一部)。
○澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の感染予防
?訪問ではなく、電話で事前オリエンテーションを行った
?実習中にフェイスシールドを使用する
?行動記録表(実習生の行動や体温などを記載したもの)は、実習前だけでなく、実習中も記載して提出する
?マスクを着用して保育を行う園もあれば、マスクを着用せずに保育を行う園もある
○事前訪問をする前に取り組んでおいたほうが良いこと
?質問事項は、話すときに緊張して飛んでしまうこともあるので、事前に細かくメモしていく
○実習中の動きや、指示されたこと
?部分実習をさせて頂けることになった
※部分実習…保育活動の一部分について、実習生が自分で計画し、指導する実習
?手袋シアター、ペープサートなどをたくさん準備してきてほしい
?ピアノの楽譜を頂いた
例年とは異なり、今年度の事前オリエンテーションでは園へ直接訪問する形ではなく、電話を使用して行う学生が多いようです。青木先生からは、「一度の電話で全てを終わらせようとせず、相手にご迷惑をかけてしまうかもしれないが、わからないことがあれば電話をかけ、万全な準備をして臨んでいきましょう」とお言葉を頂きました。
次に、「保育所実習Ⅰの目標」、「今年度の巡回指導について」、「実習に関わる確認事項」の3点に分けて、説明して頂きました。
1.「保育所実習Ⅰの目標」
①保育所等の役割や機能を具体的に理解する。
②観察や子どもとのかかわりを通して子どもへの理解を深める。
③既習の教科の内容を踏まえ、子どもの保育及び保護者への支援について総合的に学ぶ
④保育の計画、観察、記録及び自己評価等について具体的に理解する。
⑤保育士などの業務内容や職業倫理について具体的に学ぶ。
その他、保育所保育指針や幼保連携型認定こども園教育?保育要領に照らしながら、健康安全への配慮、保護後者支援の実際についても学んでくることが望まれる。(「2020年度 保育実習の手引き」より引用)
上記の5点について理解したうえで、6月25日に上村裕樹先生からご教授して頂いた、3つの視点から書くと目標の整理がしやすくなるとアドバイスを頂きました。
<3つの視点>
?「子ども」から学ぶこと…遊びや応答的なかかわりを通して子ども理解に努めていく
?「保育者(職員)」から学ぶこと
?「(自身の)取り組みの課題と学習課題」…今まで大学での講義やボランティアでの学びから、自身の課題や「こんなことをしたい」ということを見つける
また、その他にも目標はわかりやすく端的に書くこと、そして実習してからでないとわからないような課題ではなく、ある程度見通しを持った課題を設定するようにとアドバイスをして頂きました。目標を添削してくださる先生とやり取りを重ねていく中で、自分の目標を固めていきましょう!
2.「今年度の巡回指導について」
保育所実習を行う際に、実習指導者(担当の教員)は、実習期間中に少なくとも1回以上実習施設を訪問し、学生を指導することが「保育実習実施基準」に定められています。なお、これにより難しい場合は、それと同等の体制を確保することになっています。しかし、今年度は新型コロナウイルの感染拡大防止のため、なるべく移動を最小限にするためにも、巡回指導については担当の教員が実習園に伺いを立て、その可否を決めることになりました。そこで、多くが訪問しての実地指導は難しいと考えられるため、以下のような形態で実施を行う予定です。
?実習園との情報交換…電話など
?実習生への指導、聞き取り…Zoomなどのリモート
上記では直接顔を合わせることはできませんが、リモートを用いることで、遠隔でも情報共有がしやすくなるというメリットもあります。
3.「実習に関わる確認事項」
<実習の心構え>
?誠実で熱心な態度…指導を受ける際はメモを取るなど態度で示す、毎日必ず質問するくらいのつもりで挑む
?社会人としての常識?礼儀?謙虚な姿勢…挨拶は極力全員に行う
?わからないことは必ず確認する…勝手な判断をしない(子ども、保護者からの頼み事などは特に注意)
?守秘義務の徹底…特にSNSに実習のことを記載することは絶対的に禁止
<保育文化財>
?手遊び数種…いつでもすぐにできるようにしておく
?手袋シアターなど…常にポケットに入れて置き、いつでも使用できるようにする
?絵本、紙芝居の読み聞かせ
?自己紹介ツール…自己紹介の際に何か自分を紹介するものを作っておいたりすると、子どもからの関心を集めるだけでなく、自らの緊張を解くことにもつながる
?お楽しみ会、誕生会などの出し物
?名札…キャラクターモチーフの物でも大丈夫か、安全ピンを使用するのか、もしくは縫い付けるのかなどを事前訪問で確認する
<実習終了時>
?日誌の振り返りと課題の提出…いつのタイミングで提出するのかを確認する
?実習の反省会…学んだことを具体的に述べられるようにする、保育実習Ⅱでもお世話になる可能性を考えて、課題も考える
?実習終了後、速やかにお礼状を書き、送付する(10日以内)
今年度の保育所実習は例年と異なる部分が多く、混乱していたり、不安を抱いていたりなど、学生は様々な心境を抱えていると思います。しかし、先生方はZoomでの巡回指導など新しいことを取り入れる際に、「こんなメリットがある」と合わせてご説明してくださいます。
新しいことを始めるということは不安もありますが、その中で自分のやり方や良いところを見つけていき、例年と同じように、もしくはそれ以上の学びができるよう前向きに捉えて、周りの人と力を合わせて1つ1つ頑張りましょう!
まず始めに、講義の内容に入る前に、実習園への事前訪問を既に行った学生に対し、どのような雰囲気だったか、またどのようなことが指示されたかをチャット機能を使用して情報提供してもらいました。提供された内容は、以下の通りです(一部)。
○澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の感染予防
?訪問ではなく、電話で事前オリエンテーションを行った
?実習中にフェイスシールドを使用する
?行動記録表(実習生の行動や体温などを記載したもの)は、実習前だけでなく、実習中も記載して提出する
?マスクを着用して保育を行う園もあれば、マスクを着用せずに保育を行う園もある
○事前訪問をする前に取り組んでおいたほうが良いこと
?質問事項は、話すときに緊張して飛んでしまうこともあるので、事前に細かくメモしていく
○実習中の動きや、指示されたこと
?部分実習をさせて頂けることになった
※部分実習…保育活動の一部分について、実習生が自分で計画し、指導する実習
?手袋シアター、ペープサートなどをたくさん準備してきてほしい
?ピアノの楽譜を頂いた
例年とは異なり、今年度の事前オリエンテーションでは園へ直接訪問する形ではなく、電話を使用して行う学生が多いようです。青木先生からは、「一度の電話で全てを終わらせようとせず、相手にご迷惑をかけてしまうかもしれないが、わからないことがあれば電話をかけ、万全な準備をして臨んでいきましょう」とお言葉を頂きました。
次に、「保育所実習Ⅰの目標」、「今年度の巡回指導について」、「実習に関わる確認事項」の3点に分けて、説明して頂きました。
1.「保育所実習Ⅰの目標」
①保育所等の役割や機能を具体的に理解する。
②観察や子どもとのかかわりを通して子どもへの理解を深める。
③既習の教科の内容を踏まえ、子どもの保育及び保護者への支援について総合的に学ぶ
④保育の計画、観察、記録及び自己評価等について具体的に理解する。
⑤保育士などの業務内容や職業倫理について具体的に学ぶ。
その他、保育所保育指針や幼保連携型認定こども園教育?保育要領に照らしながら、健康安全への配慮、保護後者支援の実際についても学んでくることが望まれる。(「2020年度 保育実習の手引き」より引用)
上記の5点について理解したうえで、6月25日に上村裕樹先生からご教授して頂いた、3つの視点から書くと目標の整理がしやすくなるとアドバイスを頂きました。
<3つの視点>
?「子ども」から学ぶこと…遊びや応答的なかかわりを通して子ども理解に努めていく
?「保育者(職員)」から学ぶこと
?「(自身の)取り組みの課題と学習課題」…今まで大学での講義やボランティアでの学びから、自身の課題や「こんなことをしたい」ということを見つける
また、その他にも目標はわかりやすく端的に書くこと、そして実習してからでないとわからないような課題ではなく、ある程度見通しを持った課題を設定するようにとアドバイスをして頂きました。目標を添削してくださる先生とやり取りを重ねていく中で、自分の目標を固めていきましょう!
2.「今年度の巡回指導について」
保育所実習を行う際に、実習指導者(担当の教員)は、実習期間中に少なくとも1回以上実習施設を訪問し、学生を指導することが「保育実習実施基準」に定められています。なお、これにより難しい場合は、それと同等の体制を確保することになっています。しかし、今年度は新型コロナウイルの感染拡大防止のため、なるべく移動を最小限にするためにも、巡回指導については担当の教員が実習園に伺いを立て、その可否を決めることになりました。そこで、多くが訪問しての実地指導は難しいと考えられるため、以下のような形態で実施を行う予定です。
?実習園との情報交換…電話など
?実習生への指導、聞き取り…Zoomなどのリモート
上記では直接顔を合わせることはできませんが、リモートを用いることで、遠隔でも情報共有がしやすくなるというメリットもあります。
3.「実習に関わる確認事項」
<実習の心構え>
?誠実で熱心な態度…指導を受ける際はメモを取るなど態度で示す、毎日必ず質問するくらいのつもりで挑む
?社会人としての常識?礼儀?謙虚な姿勢…挨拶は極力全員に行う
?わからないことは必ず確認する…勝手な判断をしない(子ども、保護者からの頼み事などは特に注意)
?守秘義務の徹底…特にSNSに実習のことを記載することは絶対的に禁止
<保育文化財>
?手遊び数種…いつでもすぐにできるようにしておく
?手袋シアターなど…常にポケットに入れて置き、いつでも使用できるようにする
?絵本、紙芝居の読み聞かせ
?自己紹介ツール…自己紹介の際に何か自分を紹介するものを作っておいたりすると、子どもからの関心を集めるだけでなく、自らの緊張を解くことにもつながる
?お楽しみ会、誕生会などの出し物
?名札…キャラクターモチーフの物でも大丈夫か、安全ピンを使用するのか、もしくは縫い付けるのかなどを事前訪問で確認する
<実習終了時>
?日誌の振り返りと課題の提出…いつのタイミングで提出するのかを確認する
?実習の反省会…学んだことを具体的に述べられるようにする、保育実習Ⅱでもお世話になる可能性を考えて、課題も考える
?実習終了後、速やかにお礼状を書き、送付する(10日以内)
今年度の保育所実習は例年と異なる部分が多く、混乱していたり、不安を抱いていたりなど、学生は様々な心境を抱えていると思います。しかし、先生方はZoomでの巡回指導など新しいことを取り入れる際に、「こんなメリットがある」と合わせてご説明してくださいます。
新しいことを始めるということは不安もありますが、その中で自分のやり方や良いところを見つけていき、例年と同じように、もしくはそれ以上の学びができるよう前向きに捉えて、周りの人と力を合わせて1つ1つ頑張りましょう!
記事担当:島貫莉花子