2020/01/09 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

1月9日(木)6限の保育実習指導Ⅱでは、「幼稚園課程履修ガイダンス」というテーマで利根川智子先生による講義が行われました。今回は、主に幼稚園実習についてお話していただきました。
初めに、「幼稚園教諭の専門性とは何だと思いますか?」と利根川先生から問いかけがありました。学生たちは、自分で考えた後に近くの人と話し合い、お互いの考えを共有していました。話し合いで出た専門性については以下の通りです。
?幼児の発達を理解していること
?一人ひとりの発達段階と個別の状況に応じて、保育を考え、実践する力
?小学校就学に向けた関わり方
?様々な角度から物事を見る目
学生の話し合いの様子を見て利根川先生は、「去年の今頃は、お互いの意見を言い合って終わっていたけど、今は、理由をつけて考えを話せるようになっていましたね。それは実習などを通して語彙力が増えたということですよ。」とおっしゃっていました。

次に、「幼稚園実習に行くということ」についてお話をしていただきました。宮城県内養成校における教育実習の位置づけは、「幼児教育の本質を追い求める上で欠かすことのできない体験的な学習」とされています。
実習は限られた期間、限られた条件の中で行われます。そして、そこで得られる学びとは以下の通りです。
?日々新たな体験をしながら成長していく幼児
?幼児の活動を援助する保育者の役割について学ぶ
?保育の一端を担うことで、幼児教育のすばらしさを実感、その難しさについて学ぶ

教育実習の目的(教育実習の手引きより)は、「学校で学んだ知識や技術を基礎として、幼児教育の現場において実際に幼児と触れ合うなかで、幼児の行動や考え方を具体的に把握すること、それらを通して幼児教育の理論と実践の関係について理解を深める」つまり、「個々の知識や技術を総合的に応用する実践力を養うこと」です。

実践の場での実習生の位置づけは、「人的環境として機能する、子ども達の貴重な育ちの場、生活の場に入って学ぶ者」になります。実習生として、「実践を理解する姿勢や実習の場に入らせていただく」ということを念頭に置いて臨みます。

実習生が入る保育の場は、子どもの育ちの場です。曖昧な気持ち、いい加減な気持で臨むことはできません。実習先の性質を理解し、自分中心の考えから資格取得のためとは考えません。大事な育ちの場に入っていくことの影響の大きさについて考え、目的意識をしっかり持つことが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】です。

今回の講義は、3年生最後の保育実習指導Ⅱでした。3年生はこれまで、このTFU保育士?幼稚園課程で、日々保育について学んできました。4年生になると、ボランティア活動、就職活動などで忙しくなりますが、自分自身のこれまで学びを改めて振り返り、幼稚園実習に向けて準備を進めていくことが大切です。
引き続き、4年生も頑張っていきましょう!

記事担当:天野未紗希、千葉早姫