2019/12/19 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

12月19日の保育実習指導Ⅰでは、青木一則先生から保育士資格履修者のリエゾンゼミの選択方法についてお話しいただきました。その後、利根川智子先生から春季ボランティアの目標と課題の設定、および指導計画の作成についてお話していただきました。

はじめに、青木先生から保育士資格履修者のリエゾンゼミの選択方法についてお話して頂きました。
保育士課程は、他の学科とリエゾンゼミの種類が異なっており、3年次から履修するゼミが2つになります。また、教員によってゼミの活動内容が大きく異なること、履修登録に向けての説明会への参加の有無などを確認し合いました。

続いて、利根川智子先生から春季ボランティアの目標と課題の設定、および指導計画の作成についてお話していただきました。
TFU保育士課程の2年生は、春季休業中に保育所で3日間ほどボランティア活動を行います。その際に目標をあらかじめ設定しておくことで、自分が「知りたいこと」や「学びたいこと」を明確に出来ます。また、目標を明確にすると、自分は保育所でどう行動するべきか?という課題も具体的に設定することが出来ます。

このように目標や課題を設定する上で利用するものとして、「PDCAサイクル」を説明して頂きました。「PDCA」とは、P=Plan(計画)、D=Do(実行)、C=Check(評価)、A=Action(改善)のそれぞれの頭文字を取った言葉です。PDCA を行うことで、記録としても残り、また目標や課題の設定だけでなく、実際に行った活動の評価や、その後自分が学ばなければならないことを明確化するといった振り返りを行うことが出来ます。

春季ボランティアを行う上で定める目標のひとつとして、「自分がなりたい保育者象」を数人で話し合いました。また、「保護者支援のあり方について考える」の中でも何に着目して知りたいのか、「たくさん遊ぶの“たくさん”とは、何をどのくらい遊ぶのか」など、具体性を大切にすることで、目標達成への見通しを立てることが出来ます。
最後に、指導計画の作成についてお話を頂きました。
利根川先生は「指導計画は自分の力量を知っておかないと、指導計画の内容も実行できない」とおっしゃっていました。そこで、実際に指導案の様式の資料を見ながら、どう書いたら良いのかについて説明して頂きました。

本日の講義で学んだことを、まず春季ボランティアで実行して身につけ、さらに今後の活動に生かしていきたいと思います。また、今回数人で話し合う活動があり、人と話すことで自分の思いを引き出してもらい、より深く考えることが出来ました。
これからも多くの人と意見を交わし、コミュニケーションを取りながら互いに考えをより深めていきましょう。

記事担当:佐々木彩、島貫莉花子、森麻尋