2019/12/12 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

12月12日の保育実習指導Ⅰでは、はじめに環境プロジェクトによる環境ミニレクチャーが行われました。

続いて、利根川智子先生による【春季保育ボランティア学習の展開Ⅰ】と題して、保育ボランティアにおける諸注意や、連絡事項、目標の設定が行われました。
春季保育ボランティア学習とは、「認可型保育所を春休み中に訪問し、来年度の実習の事前学習として、3日間の観察?参加型の実践学習を行うもの」です。ボランティアを通して実習における目標や課題を明確に設定していく必要があります。

そして、基本姿勢として、保育に関する学内と学外での学びを融合できるように、さらには反省的実践の基本的態度を養うためには自らに観察実習?参加実習?環境整備等の機会を数多く設定することが求められます。

そのため、保育所での1日の流れや、保育士の動き、子どもの活動等の現場の理解をしていく必要があります。そこで、保育現場に入り、保育士の仕事の一部をやってみたり、子どもと接することなどによって、それまでに知り得ていることの理解を深めたり、断片的な知識を統合化していきます。また、ボランティア終了後、観察、体験したことを詳細にレポートにまとめること等により、保育や子どもを捉える目を養います。

続いて、環境構成、子どもの生活や遊びへの援助、指導案とはどのようなものか、実践の理解もしていく必要があります。

そして、初歩的な業務の補助、子どもとの関わり、環境整備、行事等の準備?運営補助等の保育ボランティア学習の具体的内容も理解する必要があります。学ぶためには、学びたいことを明確にして、学ぶための観察の視点(目標とそれを実現するための方法)を事前に考え、それらを意識して保育の場に入ります。

さらに、基本認識、基本姿勢として、以下のことが挙げられます。
?受け入れてくださる保育所の指示にすべて従うこと。
?自分で判断する前になんでも伺ってから行うこと。
?自由遊びの時は積極的に子どもと関わるよう努めること。
?研究的態度と自発的態度を示すこと。
?決められたルールや打ち合わせた事項を守ること。
?保護者や外部の方からは、保育所の一員に見られていることを意識すること。

最後に、発達プロジェクトによる発達ミニレクチャーが行われました。

今回から3回の講義を通して、保育ボランティアについて理解を深めていきます。学生は春季ボランティア、そして来年度に控えている実習に向けて、より良い学びができるように自身の目標や課題を明確にしていきましょう!

記事担当:上小路蓮、石山優子