2019/12/07 保育士?幼稚園課程

保育所実習報告会

12月7日3?4限は、ステーションキャンパスで保育所実習報告会が行われました。3年生がポスターを用いて自身の保育所実習でのエピソードを交えながらのポスターセッション形式で行われ、「保育所実習で学んだこと」や「実習を通して見えた課題」、「プラスの評価」、「アクティブラーニング」について発表しました。

まず、「プラスの評価」と「アクティブラーニング」についてです。

「プラスの評価」とは一見マイナスに見える子どもの姿であってもそれを肯定的に捉えて子どものあるべき発達の姿として評価していくことです。例えば、発表の際に出た事例としては、1歳児クラスでのおやつの時間に、ある子どもがお茶を飲まずにうがいをするようにぶくぶくとしていたそうです。実習生は「ちゃんと飲もうね」とマイナスに捉えてしまったそうですが、担任の先生は「ぶくぶく出来るようになったんだね、すごいね。」とプラスに捉えて関わっていたそうです。子どもと関わる時には、このようにプラスの視点を持って関わることが求められます。

次に「アクティブラーニング」についてです。「アクティブラーニング」とは主体的で対話的な深い学びが重なり合う子どもの姿のことです。実際に2歳児クラスに入った実習生の出来事として、砂遊びをしている際に子どもたちがスコップや鍬のようなものを用いて砂を掘り起こす動作から「畑を耕しているんだよ」と遊びが子どもたちの対話などから発展していく場面が見られました。


実習で見えた課題としては、「観察実習でもう少し保育士の動きを見ておくべきだった」という意見や、「子どもの姿から臨機応変に対応していくことが出来なかった」という意見が挙げられ、後輩へのアドバイスとして伝えていました。


最後に、保育所実習で使った文化財の紹介や手遊びなどの実演が行われました。ペープサートや手袋シアターなど数多くの文化財の発表が行われました。

今回の保育所実習報告会では3年生は実習で学んだことや、課題を発表していくことを通して振り返ることが出来たと思います。2年生は、来年に控えた保育所実習への不安や自分が何をしていくことが必要なのか発表を通して考えることに繋がったと思います。
今回の学びや気付いたことを実践に活かしていきましょう。

記事担当:五十嵐廉