2019/11/28 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

11月28日の保育実習指導Ⅰは、利根川智子先生による「幼稚園教育実習ガイダンス」が行われました。授業では、幼稚園教諭免許取得の意義や幼稚園課程の履修について利根川先生よりご教授していただいた後、発達プロジェクトの4年生が中心となり発達ミニテストが実施されました。

まず、始めに実習の意味についてお話がありました。
実習は、個人的なものや資格を得るための必須条件という面もありますが、他者の協力なしには為し得ないものです。現場は子どもたちが生活をする場、職員の方々にとっては子ども達を育てる場であり、職場でもあります。そのため、安易な考えに基づく姿勢では現場にとって失礼にあたります。反対に、実習先での指導の手厚さは、自分の姿勢次第とも言えるのです。
また、実習生にとって実習とは学習の入り口に過ぎません。利根川先生は「学内で勉強したことをどれだけ受け止めて、実習に行けるかが大切である」とおっしゃっていました。
実習は学内での学びを基に実践の基礎を学び、現場を見て生まれた問は現場で答えを求めることが出来ます。

続いて、「自発的に動き、自分の裁量で考えながら取り組む実習」と「他者が敷いたレールの通り動き、言われたことのみをする実習」における結果の違いについて話し合う時間が設けられました。
学生から前者については、「意欲次第で経験が広がる」「失敗経験になる恐れもあるが学びになる」、後者については「できることが限られてしまう」などの考えがあげられました。
実習先は、実習生の指導や指導計画案の添削など業務が増えるにも関わらず実習生を受け入れてくださっています。そのため、真摯な態度で意欲を持って学ぶことが求められます。
また、挨拶や言葉遣いなど基本的姿勢も意識して気をつけることが大切です。
今回の講義で、なぜ資格を取るのかという自分の意思や考えを再確認できたのではないでしょうか。
保育者を心から目指している学生が集まっていると思うので、意欲的な姿勢で有意義な実習になるように努めてほしいと思います。

記事担当:西塚麻衣