2019/10/05 保育士?幼稚園課程

保育実技セミナー

10月5日(土)に本学の福聚殿で3、4限の時間に、学校法人菊池学園理事長 菊地政隆先生をお招きし、保育実技セミナーが開催されました。

菊地政隆先生(まあせんせい)は、学校法人菊池学園の理事長でありながら、全国で年間100回以上の講演を行ったり、歌のお兄さんとして9年間TV番組でレギュラー出演をしていたりと、保育業界で活躍されている方です。とてもお忙しい中、毎年、澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】に足を運んでくださり、特別講義を行っていただいています。

3限では、まあせんせいのワンフレーズ遊びや手遊び、手遊びのアレンジ方法などを、配られたプリントを基に実践を交えながらご教授していただきました。

続いて、手遊びの実演が行われました。まあせんせいが歌と共に手遊びの見本を見せてくださり、続いて学生も、まあせんせいと一緒に楽しく歌いながら、様々な手遊びをしました。教えていただいた手遊びの項目は以下の通りになります。

[まあせんせいのオリジナル曲]
?みんなの笑顔
?てをたたこう
?だいすきがいっぱい
?空から何かがふってくる
?大きくなあれ
?パンケーキ
?みんな一緒
?みあってみよう
?どんな顔がでてくるか?
?拍手は何回
?なまけもの
?かぞくのアイスクリーム
?アワワワワ
?手をつないでぎゅー
?お顔のとびらはじめましてぷーにぷに
?のぼっちゃえ
?どっちの手に
?どっちにいくか

1人で歌える曲や、2人で楽しく遊びながら歌える曲、4人など複数で盛り上がることができる曲など、さまざまな曲を教えていただきました。とても盛り上がっている様子が見られました。

そして、まあせんせいオリジナル曲の実演だけでなく、隣の人と保育について語り合う時間も設けられました。
まあせんせいは「保育って、毎日いろいろなドラマがあるよね」と学生たちにお話してくださいました。そして、「保育のドラマを分かち合う」ということで、3年生は実習での経験を話し合い、2年生は子どもの可愛いところについて話し合いをしていました。
また、まあせんせいは保育者になった理由や、保育は子どもとの真剣勝負であるということを教えていただき、実際のエピソードを交えながらお話してくださいました。
4限では、大勢で楽しむことの出来る遊びや身体を動かす手遊び歌を中心に、講義に参加していた学生全員で実践を行いました。

「じゃんけん列車」や「ロンドン橋」を実際にやってみて、大人数で行うことで楽しさをより多くの人と分かち合うことの楽しさや、ダイナミックに体を動かす姿が見られました。

また、まあ先生のお話のなかで「子どもの主体性」を多く話題に挙げてお話しされていました。
まあせんせいは、オリジナルの曲も作成しており、「てをたたこう!」という曲の、1?2番の最後には「みんなでたたけばともだちさ」の歌詞がありますが、最後の3番にはその歌詞を付けませんでした。理由は、3番にともだちと肩を組んで揺れる振り付けがあり、音楽が終わっても肩を組み、揺れる動きを続けている姿が見られたため、歌詞をつけて曲を終えるよりも、この子ども達の楽しんでいる様子がずっと続いたほうがいいと感じたので、3番には歌詞を入れずに子どもたちが自由に表現出来るようにしたとおっしゃっていました。

遊びにおいても、男の子と女の子でも遊び方は様々であり、保育者が遊びの方向性を全て決めてしまうのではなく、子どもたちならではの遊び方が展開出来るように「子どもの主体性」を尊重した援助や関わりが必要になるとお話ししてくださいました。

今回の保育実技セミナーで教えていただいた手遊びなどを今後の実践の場へと活かしていき、子どもの主体性を活かした保育を行うことの出来る保育者になっていけるように今後も学び続けていきましょう。
記事担当:五十嵐廉、千葉早姫