2019/08/03 保育士?幼稚園課程

保育実践演習合同発表会

8月3日に、保育実践演習合同発表会が行われました。各ゼミのグループに分かれて考えた遊び計画案を発表しました。3年生が遊びの発表を行い、2年生がその遊びに参加するという形で行われました。

前期の「保育実践演習」では、自分達で考えた遊びの提示、学生同士での考察などにより、保育所における遊びを中心とした指導案の作成を試みながら、主として「保育における環境構成?援助」の基礎的枠組みを習得していくことを目的としています。
実際には、学生個々の責任実習における設定保育をイメージし、その際の中心となる遊びをまずは個々で考え、遊びのアイディアが似ている学生同士で構成されたチームでグループワークを行い、その結果についてまずはゼミ内で「仮想遊び計画案」として発表し、ゼミ全員で評価?検討します。そして、この保育実践演習合同発表会で「仮想遊び計画案」の発表となります。

今回は、4つの教室に分かれて発表が行われました。
ここでは、リトミック室で行われた発表内容について紹介していきます。

①君島ゼミのけんけんカレー
②千葉ゼミの動物さんの数で集まれ!
③青木ゼミのおつかいリレー
④利根川ゼミのめくって返してよーいドン!
⑤君島ゼミのお魚大変身!

以上の流れで発表が行われました。

君島ゼミの「けんけんカレー」では、3チームに分かれ、「けんけん」をしてカレーの具材を集めてカレーを完成させるという遊びでした。チームごとに応援する姿が見られ、学年関係なく楽しんでいる様子でした。

千葉ゼミの「動物さんの数で集まれ!」では、指定された動物の真似をして、保育者の拍手の数で集まるという遊びでした。ゾウ、ウサギ、ライオンの真似を参加している学生の自由な発想を取り入れながら行っていました。

青木ゼミの「おつかいリレー」では、絵本を題材にした障害物リレーで、チームごとに絵本の中に出てくる食べ物を買ってくる、という遊びでした。結果発表では、勝ったチームだけでなく、負けてしまったチームにもメダルを配り、「お友達と協力して頑張っていたね!」などの言葉をかけ、どちらのチームも頑張っていたと、励ましの言葉掛けをしていました。

利根川ゼミの「めくって返してよーいドン!」では、相手チームのカードをめくり、より多く自分のチームのカードにするという遊びでした。2回目以降、チームごとに作戦会議を行う時間が設けられ、最後に作戦の内容を聞くという工夫があり、盛り上がっている様子が見られました。

君島ゼミの「お魚大変身!」では、導入の絵本を題材に、チームごとに魚の鱗を集め、魚に貼り付けて完成させるという遊びでした。海の中という設定で、ただ鱗を運ぶのではなく、途中でサメに捕まらないように行くなど、より遊びが楽しくなる工夫がされていました。


各ゼミからさまざまな遊びが発表され、3年生、2年生共に楽しんでいる様子が見られました。3年生は、安全に配慮しながら、楽しく遊べるような工夫がたくさん見られました。また、2年生は遊びに参加するだけでなく、積極的に質問している姿が見られ、とても充実した会となりました。
3年生は保育所実習を間近に控えての準備、発表で大変だったと思います。
保育所実習の参考になる遊びがたくさんありました。実習まであと少しですが、頑張りましょう。

記事担当:大久保凪紗、千葉早姫