2019/05/25 保育士?幼稚園課程

子育て安心プラン、認定こども園について学ぶ/2年生 保育キャリア形成Ⅱ

5月25日の4限に、幼稚園?保育園?認定こども園を知るpart1と題して、大江恵子先生による講義が行われました。

今日は2年生初めての大江先生の授業ということで、まずは先生が自己紹介をしてくださいました。
大江恵子先生は、社会福祉法人清香会の統括園長として、福岡と関東エリアに保育施設の事業展開をしていらっしゃいます。そして、自己紹介とともに、動画を用いて保育園の紹介をしてくださいました。その中で、保育士として働いている澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の卒業生のインタビューも紹介してくださいました。
続いて本題へと移り、まずは子育て安心プランについて説明していだきました。
子育て安心プランは、待機児童の解消、M字カーブ(女性の年齢階級別の労働力率を示す指標)の解消を目的として立てられたものです。

その内容として、国が自治体に対して待機児童解消に必要な受け皿約22万人分の予算を2年間で確保することと、5年間で女性就業率80パーセントに対応できる約32万人分の受け皿の整備をすることが挙げられています。
 
具体的には、
1 保育の受け皿の拡大
2 保育の受け皿拡大を支える「保育人材確保」
3 保護者への「寄り添う支援」の普及促進
4 保育の受け皿拡大と車の車輪の「保育の質の確保」
5 持続可能な保育制度の確立
6 保育と連携した「働き方改革」
という6つの内容が示されています。

続いて、待機児童について説明していただきました。
待機児童は大きな社会問題となっていますが、「その数は年々減少傾向にある」と大江先生はおっしゃっていました。実際に保育士の方や保護者の方のお話から、保育園に入りやすくなっていることを実感されているということでした。

そして、日本では少子高齢化も大きな問題となっていて、より子どもが少なくなっていくことが考えられるため、「保育所や幼稚園、認定こども園の数も減少していくのではないか」とおっしゃっていました。

そういった中でも保育者としてずっと働くためには、「心を育んでいける保育者、見通しを持ち自ら創造していける保育者になっていく必要がある」と教えていただきました。
次に、保育所、幼稚園、認定こども園の数の推移について説明していただきました。

今日の少子化や保育ニーズの高まりなどにより、元来の保育所や幼稚園の数は減少しているそうです。その中で、保育所機能と幼稚園機能を併せ持つ認定こども園や、企業主導型の保育園は増加しているそうです。

企業主導型保育事業は、企業が従業員の福利厚生の一環で保育所を設置する事業であり、様々な就業形態に対応する保育サービスを展開し、仕事と子育ての両立を図ることが目的となっています。

続いて認定こども園について説明していただきました。
認定こども園には、以下の4つの種類があります。

? 幼保連携型認定こども園(認可幼稚園+認可保育所)
? 幼稚園型認定こども園(認可幼稚園+無認可保育所)
? 保育所型認定こども園(無認可幼稚園+認可保育所)
? 地方裁量型認定こども園(無認可幼稚園+無認可保育所)

クイズ形式で認定こども園の種類について大江先生から問いかけられた2年生でしたが、しっかりと答えられていました。

最後に、大江先生から「保育者として知識や技術をアウトプットすることが大切。そして自信がないということを言い訳にするのではなく、足を運び、なんでも五感で感じてください」とお言葉をいただきました。

記事担当:成ケ澤 咲希